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2018年06月21日更新

海外に行く前に確認しよう!その国の紫外線状況

海外に行く前には、季節や気候を確認して、持っていく洋服に気を使う人が多いと思います。 そのときに、一緒に考えてほしいのが紫外線状況です。海外に行く前に把握しておく紫外線状況などを紹介し、よく起こるトラブルについてQ&Aで回答しています。

オーストラリアは世界で皮膚がんの発症率が高い国

オーストラリアの空上にあるオゾンホール。その影響は深刻で、オーストラリアの皮膚がんの発症率は世界でもトップという、極めて深刻な状況にあります。
通常であれば、オゾン層で幾らかの紫外線が吸収されるので、地上に届く紫外線は少し弱まっています。

しかし、オーストラリアの空はオゾン量が少なく、ぽっかり穴が空いたような状態(オゾンホール)になっています。
オゾン層が薄いので、紫外線の吸収が少ないまま地上に届くこととなり、肌荒れやしみなど肌への影響が出るのはいうまでもありません。

紫外線にはA波B波C波とありますが、通常はC波はオゾン層などで吸収されますから、地上にはほとんど届かないとされています。
A波とB波が地上に届くので、それをブロックするために、日焼け止めクリームが開発されました。オゾン層が薄くなっているオーストラリアでは紫外線C波の影響も考える必要があります。

紫外線の体への影響はサンバーンとサンターンで考えるとわかりやすいかもしれません。
サンバーンとはいわゆる日焼けです。
真夏の厳しい太陽の光で肌が赤くなったりヒリヒリしたりする状態や肌荒れの原因ともなり、紫外線B波の影響によります。

一方、サンターンとは日焼け後にメラニン色素の働きで肌が茶褐色に変化することをいいます。
こちらは紫外線A波の影響により、肌の奥まで紫外線が届き、のちにしわやシミの原因になるとも考えられています。


また、紫外線はDNAを損傷させることもわかっていて、皮膚がんのリスクを高めることが知られています。
なかでも、紫外線C波は刺激が強いために、A波やB波に比べて、少ない量でもDNAへの損傷を与えやすいとされています。

オーストラリア人のハリウッド俳優ヒュー・ジャックマンは40代という若さで皮膚がんによる治療を受けていますが、青少年期に日焼けしたことが原因と話しているそうです。

オーストラリアでは

「Slip! Slap! Slop!」(スリップ!スラップ!スロップ!)

といい、
長袖!サンクリーム!帽子!を着用するキャンペーンが広がっています。

袖のある服と帽子がないと、外で遊べない規則を作っている保育園や学校といった教育機関がほとんどです。

オーストラリアに渡航する際には、季節に関係なく紫外線対策は怠らないように注意しましょう。

季節や場所によって紫外線が増強する

紫外線は場所と時間によって強さも量も大きく変化することも特徴の一つです。
どこで、いつ、何をして過ごすかによっては、紫外線の影響を大きく受けることもありますし、比較的に少なくてすむこともあります。

日本国内でも、紫外線の強さの違いは肌で感じることでしょう。
例えば、同じ日の同じ時間に北海道と沖縄で太陽の光を浴びたとしても、同じようには日焼けをしないことはお分かりいただけると思います。

より赤道に近い南に位置する沖縄の方が、北海道よりも太陽のエネルギーを強く受けるのです。
赤道に近くなればなるほど、地上に降り注ぐ太陽のエネルギーは強くなる、つまり紫外線の影響力が大きいわけです。

Photo:月最大UVインデックス(観測値)の時別累年平均値グラフ
Photo:data.jma.go.jp

また、外出する時間帯によっても紫外線の量は違ってきます。

 

正午前後が一番紫外線の量が多いとされていて、10時から14時は、朝の9時や夕方16時よりも紫外線の影響を強く受けるのです。

同じ場所でも、1年を通して季節によって、紫外線の量が違ってきます。
日本では5月ごろから紫外線の量が増えるといわれていて、7月ごろをピークに9月ぐらいまで高いままです。

だからといって、冬には紫外線が届かないわけではありません。
特に紫外線A波は年中を通して日本の大地に降り注いでいるので紫外線対策は年中必要です。

では、冬には春や夏に比べて紫外線の量が少なめであるはずなのに、スキー場ではばっちりと日焼けをするのはどうしてでしょうか?

冬で紫外線はそれほど強くなくても、雪が紫外線を反射することで、実質紫外線の量が増えてしまうからです。また、スキー場は多くは山という高度の高い位置にあります。
高度が高いということは、それだけ太陽に近くなるので、紫外線を浴びる量も増えることになります。
ちなみに、高度が1000メートル上がるごとに、紫外線は1割以上も増えるといわれています。

そのため、十分な紫外線対策グッズを持参する必要があり、肌荒れ予防にもなるわけです。

ヨーロッパでは紫外線だけでなく、水も気になる?

ヨーロッパに旅行をする場合にも、もちろん紫外線対策は必要になります。
山に登る人は高度が高くなるので、紫外線を多くあびることも意識しておくと良いでしょう。
同様にスキーを楽しもうという人やオーロラ観察に行く人も、雪は紫外線の反射率が非常に高くなるので注意をしてください。
洋服で紫外線は遮られますが、顔面はカバーされていないことを忘れないようにしましょう。

紫外線だけでなく、ヨーロッパでは水道水にも気をつける必要があります。
気をつけるといっても衛生面での心配ではありません。
ヨーロッパの水道水は硬水であることが多いという点です。
日本の水道水やペットボトルの水は軟水であることが多く、それで、肌荒れなどのお肌のトラブルを引き起こすことがあるのです。

硬水と軟水、一体、何が違うのでしょうか?

そもそも硬度とは、お水にどれくらいのカルシウムとマグネシウムが含まれているかを示したものです。
1Lに120㎎以下であれば軟水、120㎎より多ければ硬水になります。

カルシウムもマグネシウムも共に体に必要なミネラルですから、便秘解消・心臓病予防など飲水によるメリットは考えられます。

逆に、腎臓の機能が低下している人は結石のリスクが高まるので、硬水の飲用は控えた方が良いかもしれません。
赤ちゃんもミネラルが多すぎるので、軟水の方が適しています。
味については軟水は味がまろやかで、硬水は若干の苦味を感じるかもしれません。

飲料水のpHもみてみましょう。pHとは水溶液の酸性・アルカリ性の度合いを表す指標です。
pH7が中性で、pHが0に近づくほど酸性が強くなり、14に近づくほどアルカリ性が強くなります。

塩酸などは強い酸性を示し、非常に危険であることが想像できます。
酢がpH2程度で、他にもレモン果汁がpH2、ポン酢はpH3程度です。酸性に近づくと酸味が増し、逆にアルカリに近づくと苦味がでてきます。

飲水については硬水にも軟水にも一長一短ありますが、美容面ではミネラルの少ない軟水の方がトラブルが少ないとされています。
硬水のお水で顔や髪の毛を洗うと、ミネラルが髪の毛やお肌に残ることで、肌荒れを起したり、髪の毛がゴワゴワに感じることがあるからです。

水のpHとはどれくらいでしょうか?

日本の水道水はpHを5.8~8.6に保つように義務づけられています。

体中を巡る血液はpHが7.35~7.45 が標準値となっていて、少しだけアルカリに傾いています。
生命を維持するうえで、pHを正常値内に保つことは極めて重要です。

非常に狭い範囲でコントロールされているのですが、オレンジジュースをたくさん飲んだからといって、酸性に傾いたり、海藻を食べ過ぎたからといってアルカリ性に傾いたりすることは通常はありません。
肺や腎臓の働きによって常に一定に保たれているのです。

pHの違いで体内の酸度が変化することはありませんが、もしかしたら、微妙な苦さや酸味の違いに気がつくことはあるかもしれません。

では、正常値以下や正常値以上になると、どういう症状がでてしまうのでしょうか。

正常値以下に傾くと酸性となり、主な症状としては
・悪心・嘔吐
・頭痛や不安
などがあらわれます。

また、正常値以上に傾くとアルカリ性となり、主な症状としては
・食欲不振
・嘔吐
などがあらわれます。
一般的には飲水には弱アルカリ性が適していて、顔を洗ったりするのにはお肌と同じ弱酸性のお水が適しているといわれています。
ミネラルウォーターのパッケージには詳細が記載されているので、参考にしてみてください。

主な海外旅行先の状況について解説しましたが、よくある質問について回答していきます。

Q1 乾燥肌なので、長時間に及ぶ飛行機が不安です。何か良い方法はありませんでしょうか?

機内はどうしても乾燥してしまいますから、乾燥肌の人は気になるところです。
海外旅行の直前に化粧品を変えたりしないで、普段使いのものを持参するようにします。
テロ対策の一環として、化粧品の機内への持込には制限があります。機内に持ち込むために、小分けにした化粧品を用意することを忘れないようにしましょう。

飛行機も長時間に及び、機内で睡眠をとらなければならない場合にはメイクも落とした方が、肌荒れも起きませんし、肌にとっては優しいです。

しかし、機内のトイレは小さく、しかも外で人が待っているのに占領するのは気がひけます。
そんなときのために、拭き取りタイプのクレンジングと洗顔を用意しておくことをおすすめします。

メイクを落としてキレイにした後は、もちろん基本のスキンケアを行います。
保湿は念入りに行いましょう。その前に機内で配られたおしぼりをお湯で温めて、顔にのせるのも顔の血行がよくなるのでおすすめです。
機内では時間がたっぷりあるので、美容液がたっぷりとしみ込んだ美容液を持ち込んでおくのもおすすめです。

ただし、うっかり寝てしまい、気がついたらカラカラに…ということがないように気をつけてくださいね。

髪の毛も機内の乾燥でパサパサになりやすいです。洗い流さないタイプのトリートメントを利用すると、乾燥から髪を守ることができます。

寝るときには大判のマスクを利用することで、のどの乾燥を防ぐだけでなく、マスクにカバーされた部分は自分の息によって部分的に湿度が高まります。
 
 

Q2 脂性肌で化粧崩れがしやすいです。海外旅行中ではなるべく簡単に化粧直しをしたいと思っています。紫外線対策として日焼け止めクリームも使用するつもりですが、簡単に塗り直しをするコツを教えてください。

海外旅行をしているときには時間に余裕がなく、メイク直しに時間をかけていられないかもしれません。でも日焼け止めの塗り直しは必要です。

SPF50やSPF100など数値が高いものを使えば、1日中もつのでは?と思っている人は間違いです。

たしかに、効果の時間は確かに長く1000分(約16時間)持つことになりますし、PA++++と数字が高ければUVA防止効果が極めて高いので紫外線から肌を守ってくれる効果も高くなりますが、その分肌への負担は大きく肌荒れを起こす可能性もあります。
また、汗や皮脂によって、日焼け止めは取れてしまいます。

まして、観光に忙しくしている旅行中であればなおさらです。

夜、鏡を見てビックリ、日本に帰ってから焦るのではなく、旅行中も少しの手間で日焼け止めを塗り直しておきましょう。

日焼け止めの塗り直しの方法は、もちろん一旦、クレンジングで落として、一から行うと、より効果は強いですが、そんな手間を日中に行うわけにもいきません。
まして慣れない海外ともなると、メイク直しの場所を見つけるのも一苦労です。

そこで、おススメする方法が、メイクを落とさずに日焼け止めを塗り直す方法です。
ティッシュや脂とり紙で顔の余分な皮脂を軽く拭き取ります。
そして日焼け止め効果のあるファンデーションやフェイスパウダーで塗り直すという方法です。
5分もかからないので、手軽に行えますが、こまめに行う必要があります。

帽子やサングラスで行う紫外線対策も忘れないでおきましょう。

 

Q3 ヨーロッパに旅行をするのですが、硬水で肌が荒れると聞いたことがあります。敏感肌なので心配です。

硬水にはカルシウムやマグネシウムなどが含まれているため、それが肌に残るとお肌がごわごわするということが実際によく起こります。

そこでヨーロッパでよく使われるスキンケアが、拭き取りタイプのクレンジングや化粧水です。

日本では拭き取るタイプはお肌との摩擦が生じ肌荒れになるのでは?と、あまり人気がありません。
クレンジングも洗い流すタイプが主流ですが、硬水の国ではできるだけ、水に触れずにスキンケアを行う考え方が主流であるといわれています。

シャワーの後も化粧水で保水をするのではなく、硬水の成分を取り除くイメージで拭き取ります。
そして念入りに保湿するようです。

郷に入れば郷に従うで、硬水の国に旅行するときにはトライしてみてはいかがでしょうか。

ただし、摩擦から肌荒れを起こさないように気をつけるために、たっぷりの化粧水をコットンにつけることを忘れないでください。

どんなときに紫外線の量が増えるの?知っておくと便利な知識

海外旅行をするときには慣れない土地で、なかなか紫外線の強さについて状況を把握するのは難しいかもしれません。

以下のようなポイントを頭に入れておくと旅先でも応用ができて便利です。
・ 季節によって紫外線の量は変化する
→ 事前に旅先の季節を調べておこう

・ 1日の時間帯によっても紫外線量は変化する
→ 正午前後は一番高くなる。朝10時ぐらいから14時ぐらいまでは要注意。

・ 高度が上がると紫外線の量は多くなる
→ 山に登るとき、高度の高めの地域に行くときには冬でも気をつけて。

・ 紫外線が反射する雪山では注意する
→ 雪の反射率は特に高いので、冬でも要注意。ビーチはもちろん、コンクリートなどの都会でも注意が必要。

・ 南半球のオセアニアの地域にいくときは注意する
→ オゾン層の破壊により地表に届く紫外線が日本と比較して多い
せっかくの海外旅行、紫外線対策を万全に楽しい思い出を残してください。
 
 
出典:美肌ラボ

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この記事を書いたライター

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