実は、産後には三大危機(1.母体 2.赤ちゃん 3.夫婦)があります。赤ちゃんが産まれて幸せいっぱいのはずのママが陥る「産後うつ」、産んでみたものの、どう接していいかわからなくなって赤ちゃんへの「乳児虐待」、子供を産んでから夫への愛が急激に冷え込む「産後クライシス」。こういった危機が潜んでいるのです。


赤ちゃんを産んだみなさん、おめでとうございます。ごきげんいかがですか?え、よろしくない?もしかして、産後の養生ができていないのでは? 産後って赤ちゃんと一緒に楽しい日々が過ごせると期待していますよね。でも、ちょっと想像と違ってしんどいという人はいませんか?
実は、産後には三大危機(1.母体 2.赤ちゃん 3.夫婦)があります。赤ちゃんが産まれて幸せいっぱいのはずのママが陥る「産後うつ」、産んでみたものの、どう接していいかわからなくなって赤ちゃんへの「乳児虐待」、子供を産んでから夫への愛が急激に冷え込む「産後クライシス」。こういった危機が潜んでいるのです。




産後うつ
産後の養生がしっかりできていないと引き起こされやすくなります。産褥期のボロボロのままの体で「育児も!家事も!」と頑張ってしまうとママの健康が破綻します。そうすると、ある日、心が折れてうつ状態になってしまうのです。




乳児虐待
産後うつの状態がひどくなると、冷静な思考回路を保てません。言葉の通じない、意思疎通がままならない赤ちゃんに、手を上げたり、命まで奪うこともあります。乳児虐待の加害者の6割以上が実母というのが、悲しい現実です。




産後クライシス
子どもを産んだ後、夫婦、特に妻から夫への愛情が急激に冷める状態のこと。実際に全離婚件数のうち3割が子どもが0~1歳の間になされています。
こう見ると、産後の危機はかなり深刻な問題です。まずは産褥期のケアをしっかりして、母の体と心が万全に回復できればこういった危機の予防につながります。産褥期はだいたい1か月ですが、たかが1か月、されど1か月なのです。この過ごし方で産後女性の心身の健康、赤ちゃんの育ち、夫婦の関係性に格段に差がでるのです。
参考文献:産褥記 産んだらなんとかなりませんから!
:産褥記2 みんなで支える産後1か月(カドカワ・ミニッツブック版)
【この記事も読まれています】