赤ちゃんは泣くことが仕事・・・と言いつつも、泣き続けられるのはママにとって辛いこと。オムツを替えてほしい、お腹がすいた、など理由がはっきりしていれば良いですが、それ以外で泣くことが多いのも事実。特に外出先では周りの目も気になりますよね。様々な泣き止ませ方法を知っておき試してみましょう。
泣き止ませに効果的な抱っこの方法
泣いていたらまず抱っこをするママは多いと思います。抱っこの仕方を少し工夫するだけで泣き止ませることができます。有効な2つの方法をご紹介します。
・抱っこで移動
泣いている時に抱っこをして歩きます。この時大事なのは、ゆっくり歩くのではなく移動目的(赤ちゃんをどこかへ移動させる感覚)で歩くということ。少し早足が良いでしょう。
これは輸送反応といい、動物に備わっている本能によるもの。動物は子どもをくわえて移動することがありますが、その際に敵に見つからないようにおとなしく静かにするという習性が人間の赤ちゃんにも備わっているからです。
・1分間に60回!揺らす早さを一定にする
抱っこで赤ちゃんを揺らすというのはよくやると思いますが、その早さを意識することで赤ちゃんがピタッと泣き止みます。1分間に60回のテンポが“鉄板テンポ”と言われています。メトロノームなどがあると分かりやすいのですが、1秒に1回揺れると考えると意外とゆっくりだなと感じるのではないでしょうか。
実は赤ちゃんはお腹の中で微妙に揺れています。お腹の中の振動と同じくらいの揺れなので、赤ちゃんが落ち着くのです。泣いていると焦って早く揺らしてしまいがちですが、気持ちを落ち着かせてゆっくり揺らしてみましょう。
泣き止ませに効果のある音
泣き止ませに効果的な音も色々あります。どれも共通するのは、お腹で聞いている音に似ているというもの。お腹の中の音を「胎内音」と言います。
ドライヤーの音やテレビの砂嵐の音は有名ですね。さらにピタッと泣き止む魔法の音は、そばをすする音。普段行うのは難しいですが、どんな赤ちゃんにも効果てきめんなので機会があれば試してみてくださいね。
ビニール袋のガサガサという音も効果的です。私も運転中で抱っこなどしてあげられない時には、片手でビニールを鳴らしていました。ビニール袋は簡単に手に入りますし、片手間でできるという手軽さがいいですよね。
人見知り泣きに効果のある方法
赤ちゃんが人見知りをして、その相手に泣いてしまうことがありますよね。そういう場合は、おもちゃやぬいぐるみであやしながら目を逸らして近づきます。泣き止ませたいと必死で赤ちゃんの目を見て近づいてしまうと、動物的本能で目をじっと見られるのは威嚇だと感じてしまうのです。目を反らしながらあやして近づけば、威嚇ではないと感じ泣きやんでくれます。うまくいけば抱っこもできるでしょう。
効果抜群!話題の泣き止み抱っこ
アメリカの医師がYoutubeで紹介した抱っこが「簡単すぎるのに泣き止む効果が高い」と話題になっています。その方法をご紹介します。
1.赤ちゃんの両手をたたむ
泣いている赤ちゃんを抱っこし、両手を体の前で交差させるようにたたみます
2.斜め45度に傾ける
片手で腕を包むように支え、同じ手で顎も支えます。もう片方の手でお尻をつかみ、体全体を斜め45度にします
3.お尻をグラグラ、体を上下に
斜め45度を保ったまま、お尻をグラグラ揺らし体全体を上下前後左右に優しく動かします
この方法が有効なのは、生後2~3ヶ月の赤ちゃんです。また、抱っこや揺らす際に気道を塞がないように注意しましょう。
赤ちゃんが泣き止まないことは、毎日24時間一緒にいるママにとってはストレスになることもあります。「泣いていてもいいんだよ」と、おおらかな気持ちで見守るくらいの余裕も必要ですが、どうしてもすぐに泣き止んでほしいケースもありますよね。今回ご紹介したような泣き止ませの方法を少しでも多く知っておけば、色々試すことができます。今日はこの方法で成功したけど明日は効かなかった、ということもあるでしょう。たくさん方法をストックして、状況に応じて使い分けてみるといいですね。