テレビで活躍する東大王たちの子ども時代とは?
東大に受かった人たちはどんな子ども時代を過ごしたのでしょうか。「東大王」としてクイズ番組などで活躍している方々の勉強法や習慣を見てみましょう。
・復習より予習を重視する
復習に重点を置くと思われがちですが、東大生に共通しているのは予習を重視するということでした。理由は、予習は先取りなので他の人より先に進むことで余裕が出来ます。復習は他の人に追い付く作業に過ぎません。また、予習で理解している分学校の宿題が早く終わるので、空いた時間に自分の好きなことが出来ます。
予習の方法としては、年度始めに教科書が配られたら、最初の授業までに全て読んでしまいます。あらかじめ読んでいることでスパイラル学習となり、結果として授業が復習になります。
・ノートは黒板通りに取る
東大生のノートの取り方は注目され各社で出版されるほどですが、東大王の方は黒板のレイアウト通りにノートを書いていたそうです。授業中に自分で編集しようとするとそこに時間を割いてしまいますが、写すことに徹すればノートをまとめることに意識をとられずより授業に集中できます。
授業の板書を再現することでその時の授業の感覚を覚えられ、先生の一字一句を聞き逃さないようにすることが出来ます。−0p改行や文字の大きさ、誤字や文の切れ目までも同じように書き写します。さらにギャグや世間話も覚えておくと、関連付けされてより印象に残ります。
・物語仕立てで覚える
覚えづらいことは物語にして覚えます。化学や歴史など苦手な分野があれば、キャラクターやストーリーを作りイメージ化することで記憶しやすくなります。記憶術としても推奨されている方法で、画像で覚えると早く記憶できるそうです。
・集中する勉強法
東大生は自分の性格や傾向をおさえて、集中できる方法を自分で考えだしています。自分の部屋だと気が散るのでリビングで勉強する、人目のある図書館やカフェで勉強する、残り時間を可視化する為にタイマーをかけるなど。自分がどうすれば集中できるかを知ることが大切ですね。
・しりとりで語彙力アップ
しりとりは語彙力の発達や知育を促すのに効果的です。特に東大王は父親から「る」攻めをされていたそう。「る」でしりとりに負けてしまうことが悔しくて「る」から始まる言葉を広辞苑などで調べまくったそうです。ことばをたくさん覚えるのはもちろんのこと、辞書を自分で引くことは脳の発達にも良い影響があります。
東大にいくような子は地頭がいいという印象がありましたが、学ぶことを楽しむことが勉強につながっているのだと感じました。「勉強するのは子どもだから親は関係ない」というスタンスでは子どもは伸びないのですね。一緒に取り組み一緒に学ぶ姿勢や環境があることで、子どもも変わるのだと思います。
筆者もつい「勉強やったの?」「もっとやりなさい」と言いがちですが、やりたくなるような取り組みや言葉掛けをしていかなければと反省しました。本来学ぶことは楽しいはずで、試験や成績が関係してくると段々嫌になるのではと思います。大人になってみて「子どもの頃もっと学んでおけばよかった」と感じたことのある方も少なくないと思います。
たくさん吸収できる子ども時代に学ぶ楽しさを知ることは、将来の大きな財産になるはずです。今からでも出来ることばかりなので、是非親子で楽しく学ぶ習慣をつけたいですね。
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