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2021年01月28日更新

これからの時代に必要な『国語力』 子供の読解力・作文力を向上させる方法とは

これからの時代に必須となる読解力・作文力を向上させる方法とは

子どもの読解力低下が問題となっていますが、読解・作文などの力は今後ますます必要となってきます。国語力は一朝一夕に身につくものではありません。中学受験でも読解力、作文力を問われるものが増えています。

受験を考えていなくても、これからの社会を生き抜くために小学生の内から国語力をつけておいて損はありません。これからの時代に必要な国語力とはどんなものでしょうか。また、身に付けるためにはどうしたらよいのでしょうか。

今後ますます必要になる作文力

これからの時代に必須となる読解力・作文力を向上させる方法とは

日本の子どもの読解力が落ちています。OECDが発表した世界79ヶ国の子どもの学習到達度調査で、日本の15歳の読解力は2015年の8位から2020年には15位に下がっています。

先日大学入試の共通テストが初めて行われました。30年にわたり実施されていたセンター試験が2020年に終了し、2021年からは新しい形式での試験となりました。今までの「知識」「技能」に加え、「思考力」「判断力」「表現力」が問われる試験となります。知識やテクニックは短期間で伸ばすことが可能ですが、読解力や作文力は日頃からの訓練が必要となります。

 

実際受けた受験生も「一目読んだだけでは解けない、より読解力が問われる内容だった」と感想を述べていました。新テストでは記述式問題も出題されます。大学入試では小論文試験を課す大学が増加し、就職試験でも作文や小論文の課題が出されるようになっています。来るべきAI社会では、人間だからこそのコミュニケーション能力が要求され、自分の考えを伝えるだけではなく相手の意図も読み取る力が必要です。これらに対応するためには作文力が欠かせません。

 

作文力は、単に上手な文章を書けばいいというものではありません。個性、感受性、思考力を豊かにすることで、書いた人の知識や考える力、感じ方が総合的に表現されるのです。

文を書くことへの好き嫌いは小学校中学年ごろから現われ、高学年でほぼ定着すると言われています。なので、小学生の内に苦手意識を持たない様に作文に慣れておくことが大切なのです。

低学年から作文対策!苦手意識を作らない

これからの時代に必須となる読解力・作文力を向上させる方法とは

作文を書き始めるのにベストなタイミングは、小学1年生です。理由は、それ以前ではまだあまり字を覚えていないので不向きですが、学校の授業でひらがな・カタカナを習い始め、生活の授業で学校体験や地域の人との触れ合いなどの体験を通じて言葉を一気に覚える時期だからです。

 

「話す」以外の「書く」コミュニケーション方法に新たに気が付く時期でもあり、書いて伝える楽しさを知ることが出来ます。苦手意識をうまない為にも、早い時期から練習していくことが必要です。

読解力・作文力を向上させる為に低学年から出来る勉強法をご紹介します。

 

・親子の会話 

普段の親子での会話には様々な話題があるはずです。会話の中で、子どもが言ったことに質問するようにしましょう。これが実はトレーニングになるのです。「感じる」「思う」ことについて、その理由を掘り下げる様になると、子どもは感情が整理出来て原因・解決方法を考えられる様になります。たくさん聞かれても答えられないと思いますので、ゆっくりと1つずつ質問します。すぐに答えが出ないこともあると思いますが、焦らせずに待つことも大切です。

 

・音読を行う 

読解力が弱いと感じる子は、実は文章をしっかりと読んでいないことが原因です。音読を繰り返すことで克服出来ます。滑らかに読める様になるまで繰り返し行うことで、確実に作文力も上がります。こうして得た読解力は、国語だけではなく全ての教科に関わってきます。

 

・読書(マンガを含む)を行う 

読解力を高めるために読書は欠かせないと思いますが、これは活字の本に限ったことではなくマンガでも効果を発揮します。様々なジャンルを読むことで知識が身につき読解力があがることは、東北大学大学院の研究でも実証されています。特に活字が苦手な子に無理に勧めると、かえって活字離れを起こす可能性があります。興味を持ったものを与えて読ませる様にしましょう。

 

・読み聞かせをする 

親が子どもに読み聞かせをすることも大変効果的です。読み聞かせの場合は目からだけではなく耳からも情報が入り、それを子どもは頭の中で整理するので想像力も養うことが出来ます。同じものを共有する経験からコミュニケーションがうまれますし、読み終えた後は親子で感想を伝え合うのも良いでしょう。

 

・要約する 

文章の要約も効果的です。筆者や登場人物の心情や言いたいことを理解するだけではなく、文章の意図を正しく理解した上でそれをアウトプットする力を身に付けることが出来ます。要約するポイントは、物語では「いつ・どこで・だれが・どうした」ということを書き出し、さらに「どんなことをきっかけにどうなったのか」という流れを書き出します。説明文では細かい説明を削り“まとめの説明”を抜き出すことがポイントです。「このように」「つまり」「したがって」などのつなぎ言葉を意識することで見つけやすくなります。

 

読んだ文章について一言、慣れてきたら字数制限をつけて説明させてみましょう。最初の内は口頭で構わないので「どんなことが書いてあった?」と聞いてみます。始めは上手にまとめることは出来ないと思います。その時には「いつ・どこで」などのポイントについて聞くことで徐々に具体的に言えるようになっていきます。

日記を書いてみよう

低学年の子どもは、書く練習を始めることも必要ですが読むことに力を入れることが必要です。良質の文章を繰り返し読むことにより、文章のリズムや語彙を身に付けていきます。

小学生の子どもにとって大事なのは「文章を書くことに慣れる」ことです。その為には日常的に文章を書く機会を増やすことが大切です。家庭で気軽に書く訓練を行うには、日記が最適です。

 

子ども一人で書くのがまだ難しい小学生であれば、親子で交換日記をすることがオススメです。ただ何となく日記をつけるだけでも効果は得られますが、より効果的に作文力を向上させる為のコツを見てみましょう。

子どもが書く日記の内容は自由です。「何をしてどう思ったか」「どんな経験をしたか」などを書いてもらい、それに対して親が解答する形がベストでしょう。文章の量が短くても気にせず続けることで、書くのに慣れてくると自然に伝えたいことも増え徐々に量も増えていきます。

 

交換日記の良いところは、親が書く文章に自然と子どもが触れるため、真似て同じ様な文を書くようになることです。親が書く際には、言葉遣いや改行(読みやすさ)、語彙力などを意識しながら書くと、子どもも自然に吸収することが出来るので気をつけましょう。

返事を書く際には「誰が」「どこで」「何をして」「どうだった?」「自分はどう思った?」ということを意識すると、子どもも似た文章を書けるようになっていきます。また、字が乱雑だとそれも真似てしまう可能性があるので、きれいに書くことを心がけましょう。

「コボちゃん作文」に挑戦してみよう

「日記は書いているけどもっと表現力をつけたい」「客観的な文章を書けるようになってほしい」など、少しずつレベルアップした後や高学年の子には、「コボちゃん作文」がオススメです。コボちゃんとは、読売新聞の朝刊で連載されている4コマ漫画で、2021年1月には「一般全国紙最多4コマ漫画」の記録を更新して話題となりました。

 

やり方は、新聞の4コマ漫画を読み、その内容を短い文章で表すだけというものです。作文練習を行うにあたりまず困るのが「題材」ですが、日常生活を題材にした4コマ漫画であれば難しい内容がなく、新聞に毎日掲載されているものなので題材不足にもなりません。

始めは書くことにこだわらず、口で説明させてもいいでしょう。「何を言えばいいか見当もつかない」という状況なら「場所はどこ?」「この人は何をしている?」など、1つずつ質問を投げかけます。それをつなげる練習をすることで、徐々に文章として言う・書くが出来るようになります。

言えるようになってきたら書いてみる、書くのに慣れたら字数を100字~150字程度などに制限する、というように徐々にステップアップしていきましょう。

 

行う上で決めておくことは「直接話法を使わない」「書いた文章を読み返す」です。直接話法を使わない理由は、セリフをそのまま使うとセリフの羅列だけである程度内容が分かるように書けてしまいあまり意味がないからです。例えば、お父さんが「(コボちゃんに対し)よく一人で出来たな。偉いぞ」と言っていたら、「お父さんは笑顔でコボちゃんをほめています」のように書きます。

書いた後の見直しは、まずは本人が読んで意味の分からないところがないかを確認し、その後親がチェックをします。この時に誤字脱字もチェックすることで正しい文章を書けるようになります。字や言葉が分からない時は積極的に辞書を使うように促しましょう。

「コボちゃん作文」は「国語のできる子どもを育てる 工藤順一著(講談社現代新書)」内で紹介されていますが、実践的で簡単に楽しく取り組めることからさまざまな学校や塾などで取り入れられている作文勉強法です。

 

筆者は息子と交換日記を行い2年ほどになります。最初は「書くことがない」「面倒」と嫌がっていましたが、今は言わなくても毎日書いてくれています。コミュニケーションを取ることが出来ますし、意識的に私もあった出来事や感じたことなどを記すようにすることで将来読んだ時に懐かしく感じられるものにしたいと思いながら書いています。後に自分で読んで読めない、意味が分からない、ということもあったことから、丁寧に分かりやすく書こうという様に少しずつ意識してくれるようになったと感じます。

 

コボちゃん作文については最近知りましたが、息子がコボちゃんを読むのが好きで2年程毎日スクラップしていましたのでこんなに良い勉強法があったのかと驚きました。作文力向上のドリルを最近始めたのですが、今後コボちゃん作文も取り入れることで楽しく学んでくれると思います。

書く力は、読む力・話す力にもつながる大切な力だと感じます。「まだ小さいから書くのは無理」と決めつけずに、年齢に応じた内容や量を踏まえて少しずつ話す・書く練習をすることで作文力向上を目指してはいかがでしょうか。


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この記事を書いたライター

専業主婦で1児男児の母。35歳で子供を授かり育児奮闘中です。出産の痛みに怯えていましたが、案ずるより産 むが易し。産むのは一瞬でした。しかし産んでからは体力勝負。待ちに待った可愛いわが子であっても思っていたのと違うと悩むことも多いです。子育てのかたわら、タティングレースのアクセサリーを作ってWEBや委託にて販売しています。これからお子さんを持とうという方たちへ、大変ながらも楽しい育児をお伝えすることで少しでも参考になればと思いますのでよろしくお願いいたします。◆ブログhttp://ameblo.jp/bettymoca ◆Facebookhttp://www.facebook.com/carinofilo
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