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2021年08月12日更新

公立中高一貫を目指すなら!時間のある夏休みに家庭で対策を始めよう

コロナ禍であっても人気の衰えない中学受験。中でも公立中高一貫校は私立と比べてもさらに高い倍率を維持し狭き門となっています。しかし、思考力、表現力を求められる選抜方法を見ると、早い内から対策を行うことが必要となりそうです。

公立中高一貫の受検とはどういうもので、どんな対策が必要なのかを見ていきましょう。

公立中高一貫って何?

公立の中高一貫校は、私立とどのような違いがあるのかをまずは知りましょう。

文部科学省が1999年に中高一貫教育制度を打ち出し、教育の多様化を図るために中学高校6年間の一貫した教育課程で学ぶことができるようになりました。

公立の小中高数が減少の一途をたどる一方、全国で公立中高一貫校が設置され増加傾向となっています。茨城県では2020年から2022年の間に10校新設するという計画を立てて話題になりました。

 

中高一貫教育は私立に行かなくては受けられなかったものが、経済的負担が少ない公立でも受けられるようになったことが人気の要因となっています。

ただし、その選抜方法は私立校と大きく異なります。一番大きな違いは適性検査と呼ばれるものでの選抜で、「受験」と区別して「受検」と呼ばれます。

他にも学校により報告書、面接、実技、作文などを組み合わせて選抜を行います。また、公立のため居住地によって応募できる学校が限られますが、学校によっては特別枠や海外帰国生徒枠などを設けています。

 

一番の違いである「適性検査」とは、「国語」「算数」などの科目ごとの内容ではなく科目横断型の総合的な内容となっています。

単なる知識の詰め込みで解ける内容ではなく考える力や表現力を見るためのものとなっており、膨大な資料から読み取ったことを記載したり作文を書いたりなどの内容となっています。

私立受験のように、中学で学ぶ内容を先取りして出題されることはなく、出題範囲はあくまで小学校で習う範囲内というのも違う点でしょう。

公立中高一貫受検の厳しい現実

公立中高一貫校は校数が増加し人気も高まっている割に、指導できる塾は中々増えません。なぜでしょうか。

合格実績があげにくいことが主な理由です。科目ごとの勉強であればたくさん知識を覚え勉強時間を増やすことで成績をあげ合格に近づけることができますが、適性検査で問われる考える力・表現する力は指導が難しく、長文の添削も時間がかかります。

 

塾などでは合格実績が重要視されるため、実績をあげづらい公立受検に難色を示すところも多いのです。

実績があげづらいのには倍率の高さも理由です。例えば公立高校入試では2倍を超えることはほとんどありません。人気の私立中学でも3倍を超えることは稀です。しかし、公立中高一貫では平均して5倍、首都圏などの人気校では7~8倍という倍率です。

そして、公立中高一貫は受験日が同じであるため1校しか受検できず、学校によっては数回の入試日程が設けてある私立と異なり一発勝負です。

 

問題内容も適性検査という特殊なものであるため対策がしづらく、年度によって合格点が大幅に変動するのも公立中高一貫受検の特徴です。そのため、どれだけ完璧な準備をしていても結果が約束されない、合格しない方が普通であるというのが実情であり厳しい世界なのです。

公立受検の状況

公立受検を目指すきっかけや習い事の状況など、受検生の状況を私立受験と比較しながら見ていきましょう。

 

公立中高一貫受検を最初に考えたのは、最多が「子ども本人」で45.6%です。私立受験では「母」が最多で49.5%、「子ども本人」は27.5%となっています。

公立受検では5年生から対策を始める子も少なくなく、何かのきっかけで本人が情報を得て言い出すということが多いのかもしれません。

対して私立受験では低学年や遅くとも4年生には対策を始めることが多いため、子どもが情報を得る前に始めていることが多いのでしょう。

 

習い事やクラブについては「辞めずに続けた」という受検生が45.6%でおよそ半数でした。多くが受検勉強と習い事を両立していることが分かります。

私立受験では23.9%となっており、多くの学習塾で対策が本格化する4年生から徐々に習い事を整理し6年には塾のみとなる家庭が多いという結果になりました。

 

受検を通して得られたものは、受検生本人は「学力の向上に役立った」が最多で74%、保護者は「精神的成長に役立った」が最多で71.9%でした。

※株式会社 栄光 インターネット調査 2021年1月~3月

適性検査対策は家庭が重要!

私立の受験と比べ、対策をしても合格を勝ち取れるという保証はかなり少ないですが、もちろん合格を目指すなら勉強は必要です。特に首都圏エリアなどの偏差値も倍率も高い学校を目指すのであれば、かなりの時間を勉強に費やす必要があるでしょう。

通塾せずに受検に挑む子も少なくありませんが、通塾したとしても公立コースは通塾の日数・時間が少ない場合が多く、私立受験以上に家庭学習に時間をかける必要があります。

 

適性検査は、思考力や判断力・計算力が試される「思考型」、示されたルールに従って解く「作業型」の問題が中心です。

思考型では読解力や推理力が求められ、さらに回答が記述式の場合には必要な情報を文章にまとめる構成力が必要です。作業型では膨大な資料から時間内に必要な情報を読み取り、それらをもとに粘り強く考える力が必要で速さや正確さが求められます。

暗記などのインプットも必要ですが、科目の縛りがないため科目ごとのインプットに力を入れるのは非効率となります。むしろアウトプットを中心に進めることが家庭学習で重要となっていきます。

 

適性検査に合格する力を身に付けるには、どのようなことをしていけばよいのでしょうか。

・ニュースや身の回りの出来事に興味を持つ 

適性検査では、膨大な資料を短時間で読み取って考え答えるという問題が多く出ます。ごみのリサイクルや地球温暖化、少子高齢化やSDGsなど、身の回りの社会問題に興味を持ち自分の意見を言えるようにしておくことが大切です。

新聞を読みニュースに注目するなどを普段から行っていると対策になります。ニュースについて親から話題を提供したり、その問題について家族で話し合ったりを普段から行うようにしていきましょう。

・教科書の内容を身に付ける 

私立受験のように中学の先取りはしないと申し上げましたが、小学校6年間で学ぶことは出題の範囲となります。遅くとも6年生の夏ごろまでには内容を深く理解しておくようにしましょう。

適性検査では、覚えた知識をそのまま尋ねる問題は出ません。理科の実験では「なぜそうなるのか」「生活でそれがどのように使われているのか」など、過程の説明や身近な事柄に置き換える応用問題が出るのです。

そのため、教科書のマスターは当然として、その事柄について常に興味の幅を広く持ち、疑問があったら自分で調べるという習慣をつけることが大切です。

・過去問に多く触れる 

適性検査は科目横断の総合的な問題となりますが、テーマによってある程度分類が可能です。問題内容は様々でも、「読む、考える、書く」という形は共通です。

独特な形式に慣れどの様な問題にも対応できるようにするためには、とにかく多くの適性検査を解いてみることが重要です。

そのために最適なのが過去問です。「公立中高一貫校適性検査問題集 全国版」、通称「銀本」では、年度ごとで販売され全国の公立中高一貫校の入試問題が全て掲載されています(著作権の関係で省略されている場合があります)。これを2~3年分用意し、色々な学校の過去問に触れましょう。

 

最初は慣れることが目的なので、1校全て解く必要はありません。「適性検査とはこういうものなのだ」と知ることが大切です。

慣れてきたら1校丸ごとに挑戦し、時間も計るようにします。資料の量が多いと、読んでいるだけで時間が過ぎてしまうということになってしまいます。何度も時間を計りながら取り組むことで、ペース配分を考えられるようになります。

・作文力をつける 

ほとんどすべての学校で作文が出題されます。形式としては、自分の考えや意見を300~600字程度で書かせるケースが多いです。

学校によっては、意見などは求められず対象文を適切に要約する力を問われることもあります。どちらにせよ、長文を書くことに慣れておくことは重要です。

とは言え、いきなり「400字で書きなさい」と言われても書ける子どもはいないでしょう。毎日少しずつでいいので、自分の考えを文章にまとめる習慣をつけるといいですね。新聞や、模範解答の書き写しも効果的です。

また、相手に分かりやすく正確に伝えることも大切です。起承転結や序論・本論・結論などを用いた文章を書けるように慣れていきましょう。

 

必要な力を見て分かる通り、適性検査の対策には時間がかかるものが多いです。作文などは書くだけで時間を要します。過去問も、大問が1つか2つを45分かけて解きますので、解く・採点・解説だけでもかなりの時間がかかります。

塾に通っていても、週1回の通塾で過去問1つを行って終わりということも少なくないようです。しかし、前述した通り、適性検査は慣れが必要であり過去問を多くこなすことが大切であるため、家庭での取り組みが重要となるのです。

適性検査型の問題は公立難関入試や大学入試の問題にも似ているので、知識をもとに深く思考するという経験は大いに活きてきます。何より普段から社会や身の回りに興味を持ちそれに対して意見を言えるということは、これからの時代を生きていく上で必要となってくることです。

夏休みは普段より多くの時間が取れますので、受検を考えている中学年や5年生は、少し興味があると思ったなら、できるところだけでも取り入れてみてはいかがでしょうか。


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この記事を書いたライター

専業主婦で1児男児の母。35歳で子供を授かり育児奮闘中です。出産の痛みに怯えていましたが、案ずるより産 むが易し。産むのは一瞬でした。しかし産んでからは体力勝負。待ちに待った可愛いわが子であっても思っていたのと違うと悩むことも多いです。子育てのかたわら、タティングレースのアクセサリーを作ってWEBや委託にて販売しています。これからお子さんを持とうという方たちへ、大変ながらも楽しい育児をお伝えすることで少しでも参考になればと思いますのでよろしくお願いいたします。◆ブログhttp://ameblo.jp/bettymoca ◆Facebookhttp://www.facebook.com/carinofilo
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