大人女子のためのWebメディア
検索
  • Grapps
  • 子育て
  • 小学生に塾は必要?令和の小学生通塾事情とは
2021年08月26日更新

小学生に塾は必要?令和の小学生通塾事情とは

小学生に塾はいる?いらない?令和の小学生通塾事情とは

子どもが小学校で勉強するようになると、将来のために塾に通わせることを検討する家庭が増えます。しかし「小学生の内から勉強ばかりさせるのはちょっと…」、「受験する予定はないから」と躊躇したり、やめたりすることもあるでしょう。

勉強が全てではありませんが、一昔前の感覚で塾について考えていると後悔することがあるかもしれません。塾に通う、通わないはそれぞれですが、まずは今の塾事情を知っておくといいですね。

通塾率の変遷と教育状況の変化

まずは小学生の通塾率や、小学生を取り巻く教育状況を見ていきましょう。
文部科学省の調査による小学生の通塾率データでは、低学年では5人に1人程度、高学年では3人に1人程度が通塾しているとなっています。このデータは全国の小学生を対象とした平均であるため、地域によって若干差が生じます。「首都圏・関西・中京・四国」では全国平均より1~2割程度高め。「宮城県を除く東北地方」では全国平均より1割程度低め。その他の地域では全国平均並みとなります。

 

年代での推移も見てみましょう。1985年の通塾率は約15%で、2007年にかけて右肩上がりとなっており2007年には約26%となっています。2017年の調査では、小学生の通塾率は約46%、中学生は約61%となっており、生徒数が減少しているものの率では上昇していることが分かります。

※学校基本調査、全国学力・学習状況調査より

 

2020年には、指導要領の改訂が行われ大幅な教育改革となりました。どんなことが変わったのでしょうか。

・英語改革

小学英語では、2つの大きな変化がありました。
まずは小学5・6年生の英語が教科化しました。算数などの科目と同様に「教科」の扱いとなり、成績評価が行われる様になりテストも行われます。従来中学で学習していた単語や文法を学ぶ様になりました。
もう1つは、小学3・4年生の外国語活動です。こちらは教科化されていませんが、高学年の様に外国語に慣れることが目的です。

・大学入試改革

センター入試が廃止となり、思考力・表現力が問われる共通テストへと変わりました。共通テストの記述式においては現段階で導入が見送られていますが、従来のようにとにかく暗記して知識を問われるというタイプの試験ではなくなってきています。

「大学入試と小学生と関係があるのか?」と思うかもしれませんが、思考力や表現力はすぐに身に付くものではありません。早めから対策をしようという家庭が増加しているのです。

 

他にも、全国的ではありませんが私立高校無償化が徐々に導入されており、高校で高額費用を払う必要がない分、小学生の早い内から教育にお金をかけようとする家庭も増えています。

こういった時代背景を受けて、教育格差が拡大することが予想されます。特に算数や英語などの積み重ねが重要な科目では、中学に入学した際に遅れを取ってしまう可能性が出てきます。中学生で遅れると、高校生で取り返すのは難しくなるでしょう。

 

思考力や表現力についても、鍛えるためには学校の授業だけでは物足りない部分があります。算数の基礎力や国語の文章読解力などを早期に身に付けることで鍛えられるのです。
こうしたことから、小学生の内から塾に通い算数や英語の基礎を身に付け、中学での学習に出遅れるリスクを軽減しようという流れになっているのです。

小学生が塾に通うメリット

何となく塾に通わせようと思っても、本当に必要があるのか、通うメリットはあるのかなど、悩むことも多いでしょう。小学生を塾に通わせるメリットを見てみましょう。

・基礎学力の向上 

多くの小学生が、入学して初めて本格的な勉強に向き合います。そうすると学校の授業についていけない子どもが出てくる可能性があります。勉強の内容が理解できないまま基礎をおろそかにして勉強を進めてしまうと、成績が下がる原因になりかねません。小学校の段階で基礎ができていないと、中学校や高校に進学した際響いてくることが十分に考えられます。そこで、塾のカリキュラムを使用してしっかりと学習することで、基礎を固めることができます。

・苦手分野克服 

分からないことがあった時、親に聞いて解決できれば一番いいのですが、必ずそうできるとは限りません。時間がない場合もありますし、親の教える内容が分かりづらい可能性もあります。そういうことが続けば、理解できていない部分があるまま授業がどんどん先に進んでしまうことになり、苦手意識が芽生えます。

塾に通えば、分からないことを質問することができるので授業が分かりやすくなります。自分で問題を解くことができれば成功体験となり、それを重ねることで勉強に対する自信がつきます。苦手分野があっても克服につながる効果が期待できるでしょう。

・勉強が習慣化する 

決まった曜日・時間に通塾するだけでも勉強の習慣化につながります。これまで解けなかった問題が解けるようになれば、勉強を楽しいと感じ、学習意欲も高まるでしょう。

勉強が習慣化し当たり前のことととらえられれば、中学・高校と進学した時の基礎の構築にもなりますし、今後の人生にもプラスに働く効果が期待できます。机に向かう癖が身に付くと、物事に集中して打ち込む姿勢も身に付きます。

小学生の内に勉強が嫌なもの・辛いものなどの苦手意識を抱かせてしまうとその後の学力向上につなげることは難しくなります。まずは勉強を習慣化し楽しいものだと感じることが大切です。

塾が必要かどうかの判断基準

塾が必要かどうかは、家庭にも子どもの性格にもよります。兄弟でも、通わせてよかった、小学生の内は不要だったなど違いがあるようです。あくまで一般的に見て塾が必要なのはどんな子なのか、見てみましょう。

まず、中学受験を考えている場合です。独学で臨む家庭もありますが、多くは塾に通う、もしくは長期講習などを利用したり家庭教師などをつけたりして対策しています。

 

受験する場合に塾に通う方がいいというのは、いくつか理由があります。一番大きいのは、受験で出題される範囲が小学校で習う単元を大きく超えるということです。難関校となれば、中学で学ぶ内容が出題されることが少なくありません。塾のカリキュラムも、過去問対策を行う為に6年生の始めで全単元を終えるということが一般的です。つまり4年で5年の内容、5年で6年の内容という先取り学習が必要であり、家庭で個人的に進めるには難しい部分が多くあります。

さらに志望校に関する情報が豊富です。中には進学塾にだけ入ってくる情報もあるため、通塾していない場合は知りえないことになるのです。また、塾では毎年の経験がありノウハウもあります。勉強の進め方や苦手分野の克服などはもちろん、過去問対策や志望校・併願校の選び方、受験直前にやるべきことの情報などを相談できるのは通塾しているからこそと言えるでしょう。

 

次に通塾した方が良いケースは、学校の授業についていけていない場合です。テストで80点を取れないことが多ければ目安となるでしょう。義務教育である小学校教育は決して難易度が高いわけではありません。学校で学ぶ内容は、社会に出た時に必要である常識的な知識であるものがほとんどです。進学するという進路を選ばないとしても知っておくべきことが多くありますし、ここでつまずいていると高学年や中学・高校に進んだ時にも苦労します。小学生の内に苦手科目は克服しておくことが大切になります。

 

逆に塾が必要ない子は、中学受験を考えておらず学校の授業もしっかり理解できている子です。普段の生活で宿題を行うなど勉強の時間が確保できていれば良いでしょう。家庭学習の目安は、学年×10分と言われています。1年生であれば10分、4年生であれば40分を目安に家庭学習する時間を作りましょう。この様な場合、本人が望まないのであれば無理に塾へ通わせる必要はないと言えます。それでも親の方針で通わせたいという場合、無理矢理通わせることで勉強嫌いにさせてしまう可能性があります。しっかりと話し合いを行い、本人の意向を尊重しましょう。

塾を決めるポイントとは

「受験は考えていないけど将来のために通わせたい」、「中学受験はしないが高校受験に早くから備えたい」という理由で小学生から通塾する家庭もあります。受験の有無に関わらず、塾を決める際の注意点やポイントを見ていきましょう。

・通う目的を明確化する 

塾に通う目的をはっきりとさせ、それに見合った塾やコースを選びましょう。「高校受験のために早くから成績をあげておきたい」という場合と、「学校の授業についていける程度でよいので学習習慣は身に付けてほしい」という場合では、通わせるコースがかなり異なります。

塾の種類も、子どものペースで学ばせたいのなら個別指導塾、レベルの高い子どもの中に混ぜて切磋琢磨してほしいという場合には集団進学塾など、異なります。まずは通う目的を決めてから塾探しを行いましょう。

・塾の雰囲気を確認して決める 

ママの口コミやWEBサイトも参考になりますが、塾の雰囲気までは分かりません。仮に良い雰囲気だとしても、子どもに合わない・子どもが気に入らないということは十分ありえます。

資料請求や体験授業はどこの塾でも行っていますので、必ず雰囲気を見てみましょう。先生の人柄や教室の雰囲気、通っている塾生の様子など、合う・合わないというものがあるはずです。親と子どもで意見が違うこともあるでしょう。実際通うのは子どもなので、しっかりと意見を聞いてあげて決めたいですね。

・豊富なコースがあるか 

通う目的を明確にしたら、コースの数が豊富に用意されているのかが重要なポイントです。カリキュラムがしっかりしているか、内容を確認することが必要です。

・自宅から通いやすいか 

通塾する際の安全面にも考慮する必要があります。最寄り駅にない場合は公共交通機関を利用することになるでしょう。自宅から通いやすいか、塾の最寄り駅から近い距離にあるのか、親がすぐに迎えにいくことができるか(自家用車の有無なども考慮)など、合わせて確認しましょう。

 

筆者の周囲では通塾する子が多く、聞いてみると「受験は考えていないけど学力向上のため」という方もいました。通う子が多いと、子どもも当たり前と感じるようです。夏期講習のお陰で夏休みも早起きする必要があり、生活リズムを整えるためにも悪くないと感じています。

筆者の子ども時代には通塾している子を見つける方が難しいくらいでしたが、時代は変わっていると感じます。息子も、大変なこともありますが仲間と共に楽しく通っています。「小学生に塾なんて…」と思っていた方も、子どもの様子を見ながら通塾について検討してみてはいかがでしょうか。


【この記事も読まれています】
ブックマーク LINEで送る

この記事を書いたライター

専業主婦で1児男児の母。35歳で子供を授かり育児奮闘中です。出産の痛みに怯えていましたが、案ずるより産 むが易し。産むのは一瞬でした。しかし産んでからは体力勝負。待ちに待った可愛いわが子であっても思っていたのと違うと悩むことも多いです。子育てのかたわら、タティングレースのアクセサリーを作ってWEBや委託にて販売しています。これからお子さんを持とうという方たちへ、大変ながらも楽しい育児をお伝えすることで少しでも参考になればと思いますのでよろしくお願いいたします。◆ブログhttp://ameblo.jp/bettymoca ◆Facebookhttp://www.facebook.com/carinofilo
  • Grapps
  • 子育て
  • 小学生に塾は必要?令和の小学生通塾事情とは
アプリでGrappsが
サクサク読める♪

5000本以上の記事が読み放題♪悩める女性のバイブルGrappsを 電車の中でも移動中でも快適にチェックすることができます。