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2021年09月23日更新

中学受験では併願校が重要!その役割と決め方のポイントとは

中学受験を行う上では志望校を早めに決めることが対策面や精神面で重要であると言われます。では、併願する学校についてはどうでしょうか。「志望校以外に受ける予定はない」「受かっても行くつもりはないからどこでもいい」と考えてはいないでしょうか。

併願校には実は重要な役割があり、決め方にもポイントがあります。併願しないという選択もありますが、まずは併願校がどんな役割を持つのかを知っておきましょう。

志望校や併願校はいつ、どうやって決める?

中学受験をしようと決めた時には志望校が決まっていない家庭がほとんどです。勉強を進め学校見学などをする中で徐々に志望校を決めていきます。志望校が決まらず勉強を進めることは、向かう目標がないため辛いものになりがちです。志望校が決まっていれば合った塾を選び、早い内うちから対策を行うことができるので、勉強を進めながら色々な学校の情報を集め始めるといいですね。

 

実際中学受験を目指す小学生はいつ頃志望校を決めているのでしょうか。
最も多いのが4年生の頃で30%です。次いで5年生の頃が26%、3年生の頃が12%、6年生の2学期頃が11%、6年生の1学期頃が9%となっています。1~2年生や入学以前という家庭も合わせて5%ありました。
志望校を決定したのは「子ども」が最も多く50%で、「家族で相談」が37%、「母」が8%となり、多くの家庭で本人の意思が強く関わっていることが分かります。

 

第一志望は半数以上が4~5年生の内に決めていることが分かりました。では併願校はどうでしょうか。
予定する併願校は、最も多いのが3校で34%、次いで4校が22%、2校、5校以上が各18%、1校が8%となり、「併願しない」と答えたのは1%でした。地域によっても違いがありますが、首都圏では受験する学校は平均で4.81校というデータもあります。

ただし「仮に志望校に落ちた場合併願校に進学するか」という質問には、「併願校ならばどこであっても進学する」と答えたのは55%にとどまり、「第3志望校までならそこに進学する」が22%、「第2志望校までならそこに進学する」が17%、「進学せず、地元の中学校に進学する」が5%でした。併願校を選ぶ際、進学を必ずする前提とは限らないということが分かります。

※アクセラレーテッドラーニングジャパン 「かしこい塾の使い方」調べ

併願校が重要となる理由

第一志望さえも中々決まらない中、併願校がなぜ必要なのかと疑問に感じる方もいるかもしれません。併願校を決める理由は、第一志望に受からなかった時に通う学校を確保するためだけなのでしょうか。一概には言えませんが、一般的に必要とされている理由を知っておきましょう。

・第一志望の学校で力を発揮するため 

中学受験を行うのはまだ経験の浅い12歳の小学生です。初めての試験では、どんなに準備して努力をして臨んでも、緊張して実力を発揮できるとは限りません。第一志望の合格には、子どもが落ち着いて試験に臨める環境が必要です。

併願校の試験を受けておくことは、試験の雰囲気に慣れるという意味と、志望校の試験を受ける前に合格をつかみ取って自信をつけるという意味があります。大人が思う以上に、この年頃の子のメンタルは何かに左右されやすいものです。他の学校で合格を勝ち取れているかどうかによって、志望校で力を発揮できる・できないが違ってくるのです。

・選択肢を増やす 

志望校を選ぶのは子ども本人といっても、まだまだ考えが幼く分かっているようで分かっていないということも多くあります。大人から見たら当たり前なことを理解できていない子も少なくありません。

例えば、試験に通らないとその学校には通えないということは分かっていても、自分が不合格になることを想像できないという子も少なくありません。併願は必要ないと言っていた子でも、受験が終わってから慌てて「やっぱりどうしても私立に行きたいから今からどこか受験したい」と言い始めるケースもあります。

中学受験の日程は短期間に集中しており、結果が出てから探しても思うような受験をすることは難しいでしょう。事前にゆっくりと進学する可能性のある学校を選んでおくことが望ましいのです。

・志望校不合格時のショックを和らげる 

第一志望の合格が叶わなかったとしても、他の学校の合格を勝ち取っていることは心の支えになります。併願校に通うとしても地元の公立に通うとしても、子どものネガティブな気持ちを減らすことができます。

中学受験が人生のゴールではありません。その後の中学生活や後の高校・大学受験に活かすというポジティブな気持ちを持って新生活を迎えるためにも、併願校が必要となるのです。

併願校の決め方

第一志望校に限らず、併願校も過去問を問いて対策を取る必要があります。併願校の過去問に取り組むタイミングは6年生の10月頃からが理想だと言われていますが、秋はバタバタしてしまう傾向があるため余裕を持って夏から併願校の選別に着手すると良いでしょう。夏までに決めておくことで、説明会が増える10月以降も慌てずに予定を立てることができます。

では併願校を決めるにはどんなことに気を付けたら良いのでしょうか。

・第一志望を早めに決めて変更しない 

受験日程や併願校を決めていく時には、第一志望を中心に決める必要があります。第一志望の試験日を考慮して、バランス良く併願校を決定します。そのためにも、早いうちから説明会や文化祭などに参加し、気になる学校をチェックします。

できるだけ早くに第一志望を決めましょう。第一志望を決めたら特別なことがない限り変えないことも大事です。頻繁に変わってしまうと、併願校を決めることはできません。全てが希望に合うという学校は滅多にありません。どこを重視してどこは妥協できるのかをよく話し合って、通いたいと思える学校を見つけましょう。

・幅広い選択肢を持つ 

併願校は幅広い偏差値の中から探していきます。最初は日程や難易度を気にせず、幅広い学校を見学しておきましょう。第一志望より難易度が高い学校でも構いません。

併願校も通う可能性がありますので、極力学校を見学して納得した選択にしていきたいですね。様々なタイプの学校を見学していくことで、子どもも親も訪問時に見ておくべきポイントや、自分にとって大事なポイントが分かってくるものです。

「ここは行く可能性がないかな」などと最初から決めつけずに、早くから多くの学校を見ておきましょう。

・4パターンに分けて考える 

たくさん併願したとしても、全てが実力より上の学校では全部合格をつかめないという危険性があります。併願校は難度に差をつけて検討しましょう。一般的に下記の4パターンがあります。

「チャレンジ校」検討している時点の偏差値より5ポイント程度上の学校です。本番直前までの伸び代を考えて、実際受験するかどうかを決めるといいでしょう。

「実力校」検討時点の偏差値と同レベルの学校です。第一志望校は、通常この実力校か、チャレンジ校のどちらかになることが多いでしょう。

「安全校」検討時点の偏差値よりも、難度が5ポイント程度下の学校です。偏差値だけが学校の魅力ではありません。「難度が下がっても行きたいと思える学校」を2~3校決めておけるとよいですね。この時点で「受かっても通うつもりはない」と考えている場合もあるかもしれませんが、合格を勝ち取っておくためにも重要ですし、結果次第では気持ちが変わり通うことになる可能性もあります。

「腕試し校」東京・神奈川では入試が2月であり、受験の雰囲気に慣れるために12月や1月に予行演習として受験することが主流となっています。日程だけではなく、学力面でも余裕のある学校を選びましょう。例えば地方校の首都圏受験が毎年多く行われています。合格しても通わないことがほとんどですが、雰囲気になれること、合格を勝ち取っておいて自信をつけることを目的に受験する子が増えています。

・早めに合格を確定させ、第一志望を初受験にしない 

第一志望を決めたら、その入試日よりも前に受験しできるだけ早く合格を勝ち取っておくことが重要です。そのために1月受験や地方校受験を活用する必要があります。

もっと重要なのは、複数日程と午後入試の使い方です。複数の日程で入試を実施する学校や、最近では午後受験を実施する学校も増えています。午後受験は負担も考慮し、午前受験した学校から距離的に無理のない学校を選択し、特に前半の日程であれば安全校を組み込みましょう。

前半の結果次第で、後半の日程を変更する可能性もあります。前半で安全校や併願校の合格を勝ち取れれば予定通りの受験日程でチャレンジして良いですが、そうでなければ後半の日程で安全校の受験の切り替えるのが一般的です。組み合わせは何通りにもなるため、色々な可能性を考えながら日程を組む必要があります。塾に通っていれば、先生に相談するのが良いでしょう。

・校風を重視する 

併願校を選ぶ際、見るべきところはたくさんあり重視する点も人それぞれですが、偏差値や知名度ばかりで選ぶことはオススメできません。たくさん数があると迷ってしまうものですが、校風や教育方針を重視して選択するのが良いでしょう。

第一志望と併願校があまりに異なる校風であることはオススメできません。過去問からも学校が求める人物像が読み取れます。似た傾向の問題を出す学校であれば対策もしやすくなります。ここでもあくまでも第一志望を軸として選ぶ様にしましょう。

 

数多い学校から志望校だけではなく併願校を決めることは、子ども自身の希望を優先しながらもそれだけでは決めることはできません。組み方で第一志望の合否も変わってくるケースが多いため、大人がしっかりサポートする必要があります。そのためには早くから多くの情報を収集することが重要となるでしょう。

 

筆者の息子は志望校を早くから決めていました。当初は特に併願を考えていませんでしたが、調べるにつれ一発受験に賭けることがとても危険だと知り色々調べることにしました。今は4年生なのでとにかくたくさん学校を見てみるという段階ですが、第一志望が決まっているため入試日が重なる学校を省くことができます。

また、まだそこまで見ているわけではありませんが、入試問題の傾向が似ているかどうかも見ながら決めることができると感じています。第一志望を決めておくことで、併願校についても熟考できるのだと思います。

併願だから、と適当に考えるのではなく、もし通うことになっても満足できると感じられる学校をしっかり選ぶことで、受験に打ち込むことができるでしょう。


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この記事を書いたライター

専業主婦で1児男児の母。35歳で子供を授かり育児奮闘中です。出産の痛みに怯えていましたが、案ずるより産 むが易し。産むのは一瞬でした。しかし産んでからは体力勝負。待ちに待った可愛いわが子であっても思っていたのと違うと悩むことも多いです。子育てのかたわら、タティングレースのアクセサリーを作ってWEBや委託にて販売しています。これからお子さんを持とうという方たちへ、大変ながらも楽しい育児をお伝えすることで少しでも参考になればと思いますのでよろしくお願いいたします。◆ブログhttp://ameblo.jp/bettymoca ◆Facebookhttp://www.facebook.com/carinofilo
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