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2021年09月30日更新

中学入試で国語の偏差値を上げたい!「センスだから…」と言い訳にしない国語対策

中学入試で国語は多くの学校が最初の科目に設定しています。国語の試験の出来が他の試験に左右されるということも少なくありません。しかし、試験によりムラが出る子も多く「センスの問題だから対策はできない」、「算数や理科が大事だから国語に時間をかけられない」と考える方も多いようです。

本当にそうなのでしょうか。国語をセンスのせいにして諦めるのではなく安定した成績を残していくためには、どのような対策を取ればいいのでしょうか。

中学入試で出題される国語のレベル

中学入試で国語の偏差値を上げたい!センスだから、と言い訳にしない国語対策とは

中学入試で取り上げられる国語の素材文は、大人向けの表現が多く使われハイレベルです。長文で難解な文章を読んで理解するだけではなく、心情や行間を読み取るなど人生経験の浅い小学生には理解が難しいテーマを扱った文章もあるため、読書を通じて疑似体験を増やす必要があります。

扱われる素材文の字数も多く、平均字数は約3900文字のものが2問で構成されています。1問で構成されている学校であれば5000字を超えるのが普通で、10000字超えの素材文を出題した学校もありました。大人向けの文庫本1ページが400~500字とすると、10ページ以上を一気に集中して読んだ上で設問に答える必要があるということです。

 

出題内容についても、当然受験する学校により内容や傾向は異なりますが物語文や随筆文、説明文などを基に読む力が試されます。よく出題されるテーマは大まかに「友情・家族・自身の成長」「自然・環境」「現代社会の問題点、情報社会、科学技術」「学び考えること、生きること」などです。

登場人物の心情を回答したり、抽象的な表現を具体的に説明したりといった難易度の高い問題も出題されることがあります。学校によっては、意見を書かせる記述問題も出題されます。

 

文部科学省がとらえる国語力は「考える力、感じる力、想像する力などから成る、言語を中心とした情報を処理・操作する領域」と「考える力を支え、その基盤となる『国語の知識』や『教養・価値観・感性等』の領域」です。

中学入試ではこの国語力を身に付けた上で「問題を解く力」「速く深く読む力」「記述問題に対応するための書く力」が求められます。そのため、一般的な学校教育や読書を通じて国語力を身に付け、さらに戦略的な対策も求められるのです。

ヒントにしたい、読書好きな子がやっていた習慣とは

中学入試をする際にももちろんですが、しない場合でも読書習慣をつけてほしいというママは多いと思います。先日、子ども時代の読書量が大人になってからの各種能力の高さにつながるという調査結果が、国立青少年教育振興機構から発表されました。

子どもの頃に読書量が多い人は、「未来志向」、「社会性」、「自己肯定」、「意欲・関心」、「文化的作法・教養」、「市民性」のすべてにおいて意識・能力が高いという関係性が分かりました。

さらに紙の本で読書する人は、パソコンやスマートフォンで読書する人より主体的行動力や批判的思考力、自己理解力が高い傾向にあることも分かっています。こうした中、子どもの読書活動を後押しする取り組みを進める自治体も増加しています。

 

では、子ども時代に読書量の多かった人はどんな経験をしていたのでしょうか。

・本を持ち歩いて読んだ
・地域の図書館で本を借りた
・ジャンルを問わず読んだ
・同じ本を繰り返し読んだ
・本文以外の、目次・前書き・解説などの部分も読んだ
・図書委員や読書コンシェルジュなどの活動をした
・絵本を読んだ

こういった経験が、読書量の多さに関係しているということがわかっています。

これは、読書好きを育てるヒントになります。家庭でも参考にしながら、効果的な読書経験ができるように取り組むことで読書好きな子にすることができるかもしれません。

筆者の子どもは読書が好きで、7項目中5項目があてはまります。家でも外でも本を読みますし、同じ本を5回10回と繰り返し読んでいます。ジャンルについては偏りがあり好きなものしか読まないので、今後は様々なものを読んでほしいと感じています。

国語が苦手な子の特徴とは

中学入試で国語の偏差値が上がらない子にはどのような特徴があるのでしょうか。

・知識問題があやふや 

模試やテストでは、必ず漢字や言葉の知識が出題されます。国語で配点が高いのは長文読解問題ですが、他の受験生が確実に取ってくる漢字や言葉の問題を落としてしまうと差をつけられてしまうことになります。「直前に対策すればいい」と思っていると、まとめて覚えることができずに結局取り逃してしまうということになりかねません。

・書き抜き問題で間違える 

記述では、自分の考えを書く問題以外にも「あてはまる部分を〇字で抜き出しなさい」、「該当する部分の最初と最後の5文字を書きなさい」という種類のものもあります。

国語の成績が伸びない子は設問をよく読まずに答えることで、聞かれたことに答えていなかったり的外れなところを抜き出したりしがちです。

あるいは、答えを見つけたが書き抜く際に一行間違える、ひらがなをカタカナで書く、条件にしたがっていないなどの理由で不正解となることもあります。

書き抜き問題では、指定された内容を“指定された形で”間違いなく抜き出すことが求められます。簡単に見えますが、指定された形で抜き出すことができないという受験生は多いのです。

考えを書く記述と異なり、書き抜き問題は一次一句間違えても不正解になるため非常に注意力の必要な問題です。句読点の有無についても細かい指示がある場合があり、見落としたことで不正解とされます。

また、部分点がないのも書き抜き問題の特徴です。確実に得点するために、今までの間違いを見直してどのようなパターンの失点が多いのかを分析することが大切です。

・時間切れになり問題を解ききれない 

国語で一番時間がとられるのは長文読解問題です。漢字や言葉に関する問題は知っているか知らないかのどちらかなので、必要以上に時間をかけてはいけません。

知らない問題は潔く諦めて次の問題に進むという取捨選択ができるかどうかがカギとなります。

前述した書き抜き問題や選択肢問題では、問題文と設問をよく読み、問われていることを正確に把握すれば正答することができます。

逆に集中力が保てないと何度も文章を読み直すことになり、時間が足りなくなります。集中力を保って書き抜き問題や選択肢問題を答えるには、問題文を読みながら重要な部分に線を引く、印をつけるということが必要です。

ざっと問題文を読むのではなく「結論を書いている段落はどこか」、「理由や具体例を書いているのはどこか」、「主人公の気持ちが変わったきっかけはなんだ」などに注意しながら読み進める練習を普段からしておきましょう。

・記述問題が書けない 

記述問題に苦手意識を持つ子は少なくありません。完璧に書こうとするあまりに手をつけず白紙で出してしまう子が多いですが、記述問題は完璧に書かなければいけないわけではありません。多少違っていても、書いておくことで部分点がもらえることもあります。白紙で出してしまうのは一番やってはいけないことなのです。

筆者の息子も毎回記述を真っ白で提出していました。とにかく何か書くように伝え意識するようになりました。

記述に意識を向けることで、少しずつですが記述するために内容を意識して読むということもできるようになり、それに伴って成績も上がってきました。記述に意識を向けると集中して読むことにもつながるのではないかと感じています。

国語の成績を上げるためには?

中学入試で国語の点数を伸ばすためには、読書も大変重要ですがそれだけでは難しいでしょう。国語の点数を伸ばしていくために、どのように学習を進めていけば良いのでしょうか。

・苦手分野にフォーカスする 

苦手分野にフォーカスすることは、国語に限らず入試対策の王道です。苦手な個所や自分の癖を探し、その部分に適した学習を進めましょう。弱点を知るためには、以下の項目をチェックします。

「漢字の書き取り、読み取りができているか」漢字が3割以上間違えている場合は語彙不足が考えられます。

「問題文が読めているか」内容を一文で要約する、正解の選択肢を削除していないか確認する、ということで内容を読めているか確認できます。

「文法を理解しているか」文法を苦手とする子は少なくありません。文法を克服するには慣れが必要なので、基礎知識を身に付けて練習問題を解いていきましょう。

「正答率が高い問題を取りこぼしていないか」正答率が高い問題は、他の子は解けている問題です。特に復習に力を入れましょう。

弱点を知らなければ対策することもできません。まずは弱点が何かを見極め、その部分に適した学習を進めていくことで克服しましょう。

・漢字や言葉をコツコツ覚える 

中学入試では漢字問題だけではなく、品詞や敬語の種類・紛らわしい語の識別などの問題が出題されます。理解を曖昧なままにせず、言葉以外の意味などもしっかり把握しておきましょう。

敬語は苦手な子も多いようですが、実際に家族と話すことで間違いを正すこともできます。実践的な会話をすることで敬語力が高まれば、入試だけではなくその後の社会生活にも役立ちますね。

・文章の内容を確実に理解する 

当たり前のことのように感じるかもしれませんが、文章を読み進めるだけで内容を正しく理解しているとは限りません。内容を理解しているかは、選択肢問題を確実に正答しているかどうかで判断することができます。

こういった問題の正答率が低いようであれば文章の理解が不十分である可能性があります。じっくりと読ませた後に質問を投げかけて、理解度を確認しましょう。地味な取り組みですぐに成果を出すことは難しいですが、毎日コツコツ続けることで確実に力が付きます。そして繰り返すことで、一度目に読んだ時点で内容を理解しようと意識することにもつながります。

・記述問題の対策をする 

記述問題は配点も高いので、苦手な場合はしっかり対策を行いましょう。普段から読書習慣を身に付けることで、読むスピードを上げると共に知識や語彙力が自然と身に付きます。

新聞などの正しい日本語で書かれたものを写すと、文章の書き方が分かってきます。自分で書いた解答を読み返すことも大事で、書いたものを冷静に判断することにつながります。これらを続けることで、必ず記述問題の力がついていきます。

 

中学入試の長文問題は、普通に大人が読むような題材が頻出され、とても難しいと感じます。そこに苦手意識を持ってしまうと、問題を読むのが嫌になり読書まで嫌いになるという悪循環に陥ってしまうでしょう。

「ゆっくり読みなさい」「よく読んで考えなさい」と突き放すのではなく、寄り添って一緒に読むことで慣れていけば読んで解くことも苦ではなくなるでしょう。そこから中高、成人した時の読書習慣にもつながると理想的ですね。

 

読書は人生や心を豊かにします。入試で得点するためだけではなく、読むことを楽しいと感じられることで自然と点数もアップしていくようになれば最高ですね。本を読まないご家庭であれば、是非子どもの受験勉強を機会に家族で読書する習慣をつけるといいでしょう。


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この記事を書いたライター

専業主婦で1児男児の母。35歳で子供を授かり育児奮闘中です。出産の痛みに怯えていましたが、案ずるより産 むが易し。産むのは一瞬でした。しかし産んでからは体力勝負。待ちに待った可愛いわが子であっても思っていたのと違うと悩むことも多いです。子育てのかたわら、タティングレースのアクセサリーを作ってWEBや委託にて販売しています。これからお子さんを持とうという方たちへ、大変ながらも楽しい育児をお伝えすることで少しでも参考になればと思いますのでよろしくお願いいたします。◆ブログhttp://ameblo.jp/bettymoca ◆Facebookhttp://www.facebook.com/carinofilo
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