この人となら幸せになれると信じていたパートナーの、意外な一面に戸惑った経験はありませんか?
愛する気持ちが強ければ強いほど、心の中で膨らんでいく違和感に気づかないふりをしてしまうこともあります。
今回は、結婚を考えた彼との関係で、ある日突然彼の真実の姿を知ってしまった女性の体験談を通して、本当に信頼できる相手を見抜くポイントについて考えてみましょう。
付き合っていた彼が隠していたこと
当時、半年ほどお付き合いしていた彼がいました。
私の家で過ごすことも多く、ほぼ半同棲のような状態でした。
結婚も視野に入れた話が自然と出るようになっていた頃のことです。
彼は異動でこちらに転勤してきていたため、年始には実家に帰省していました。
そんなある日の夜、私のスマートフォンに彼からの着信が。
電話に出てみると、驚くことに「彼の彼女」だという女性からの声が……。
最初は状況が呑み込めず混乱しましたが、話を聞くうちに、どうやら私は二股をかけられていたようでした。
どちらが先に付き合っていたのかはわかりませんが、その女性の話によると彼は平然と嘘を重ねるタイプで、しかも多額のリボ払いの借金があることも判明しました。
あまりのだらしなさに、言葉を失ったのを覚えています。
さらにその女性は気性が荒いようで、隣にいる彼を電話越しに何度も怒鳴っていました。
あまりに混沌とした状況にこれは関わってはいけないと直感し、私はその場で電話を切り、すべての連絡手段を着信拒否にしました。
彼の私物もすべて着払いで送り返し、その足で有名な縁切り寺にお参りに行きました。
ロクでもない相手だったことがよくわかり、付き合っていた時間は戻らないけれど結婚しなくて本当に良かったと思っています。
あまりにも情けなく無責任な彼の姿に、改めて自分の見る目をもっと磨こうと、自分磨きを誓いました…。
(42歳/女性)
最後に
人を見る目とは、もともと特別な才能によって備わっているものではありません。
むしろ、自分の心に丁寧に向き合い、小さな違和感を見過ごさずに拾い上げる姿勢が、その感覚を少しずつ育てていきます。
相手の言葉や見た目に惑わされず、行動の中にある本質を冷静に見つめること。
パートナーの本質を知りたくなった時は、以下の5つのポイントを確認してみましょう。
- 発言と行動に矛盾がないか
- 自分以外への接し方に違和感がないか
- 不機嫌さを相手のせいにしないか
- 忙しさの中でも配慮ができるか
- 責任のある場面で逃げずに向き合うことができるか
不安や疑念を抱えたときこそ、自分の直感を軽視せず、判断の軸を自分の内側に置くことが大切です。
表面的な優しさや都合のよい言葉に流されず、自分自身の価値観を尊重することが、後悔のない選択へとつながります。
人を見極める力は、誰かを疑うためのものではなく、自分を守るためのひとつの手段です。
だからこそ、まずは自分の心の声に誠実であることから始めていきましょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています