「なんでわかってくれないんだろう…」夫婦のお金に関する話で、そんな風に感じたことはありませんか?
毎日の生活費から大きな買い物まで、金銭感覚のズレがいつの間にか心の溝になってしまうことも。
今日の体験談は、そんなお金のモヤモヤに直面した一人の女性の物語です。
夫婦の価値観を理解し、前向きな解決策を見つけるためのヒントをきっとあなたに与えてくれるでしょう。
数百円の買い物も許さない夫
夫と二人でスーパーに行くとき、私はいつも買い物リストを準備していました。
けれど、実際にお店に行くと「あ、これも必要だった」とか「新商品だから試してみようかな」と思いつくことはよくあります。
先日も、リストにはない数百円の生活必需品を手に取った瞬間、夫が「それ、リストに書いてある?」と声をかけてきました。
「書いてないけど家に無いから必要なの」と答えると「リストにない物は買わないよ」とあっさり一蹴。
「忘れてただけだって!」と必死に説明しても、夫は譲らず…。
たった数百円なのに、毎回こんな調子で私はうんざりしていました。
ところが数日後、帰宅すると玄関に真新しいマウンテンバイクが置かれていたのです。
「…何これ?いつ買ったの?」と問い詰めると「欲しかったから買っちゃった」と満足げな夫。
値段を聞けば「10万円ちょっと」と言うではありませんか。
「私には数百円も許さないのに、自分は10万円!?」怒りをぶつけても夫は「僕のお金だからいいでしょ」と平然としたまま。
その姿に、私との間に大きな隔たりを感じました。
納得できなかった私は、翌日黙って少し高めの靴を衝動買い。
帰宅すると夫は顔を曇らせ「そんなものどうするんだ」と怒ったのです。
その反応を見て、私は心の中で叫びました。
「ほら、あんただって嫌なんじゃない!」と。
結局、自分の好きなものにお金を使いたいだけじゃないか、と夫の本性に気づいたのでした。(50歳/女性)
最後に
今回の体験談は、夫婦の間に存在する「お金の価値観のズレ」が、単なる金銭トラブルではなく、信頼関係を揺るがす大きな問題になることを教えてくれます。
大切なのは、お互いの価値観を頭ごなしに否定したり、感情的に怒りをぶつけたりするのではなく「なぜ、そう考えるのか?」を冷静に話し合うことです。
もしあなたが今、パートナーとの金銭感覚のズレに悩んでいるなら、以下の行動を試してみてください。
- 二人で家計の「見える化」をする
まずは、お互いが何にどれくらいお金を使っているかを家計簿アプリなどで共有してみましょう。 - 「何にお金をかけたいか」を語り合う
お互いの譲れない価値について話してみる機会を設けましょう。 - 共通の目標を立てる
「将来のために貯金を頑張ろう」「来年の旅行費用を貯めよう」など、協力して達成したい目標があると、金銭感覚のズレを埋めるきっかけになります。
この体験談が、夫婦間の金銭問題について話し合えるきっかけとなることを願っています。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています