離婚調停中…「この子はうちの子!」親権を譲らない義母に、娘が示した“本当の気持ち”

結婚は、愛する男性と家族になる素敵な一歩。
しかし、同時に夫の家族とも関わりを持つことになり、少なからず「人間関係」の悩みも出てくるものです。
特に嫁姑問題は、多くの人が抱える普遍的なテーマではないでしょうか。

今回は、離婚協議中に起きた、義母の勘違い行動に振り回されてしまった女性の体験談をお届けします。

親権の話し合いで…

元夫とは離婚協議中で、一人娘の親権について両家で話し合いをしていました。
お互いが譲らずにいる状態が続いていたのですが、そのときに義母がとんでもないことを言い出したのです。
義母は私と私の両親がいる前で、娘を抱きしめながら「この子はうちの子だから、うちが引き取る!」と…!

まるで我が娘のように…

産んだわけでもないのに、娘はうちの子、と言い出す義母。
私はもちろん、私の両親も呆然として、その場が静まり返ったのを覚えています。
その後もずっと義母は、まるで自分が娘を産んで育てているかのように必死な発言ばかりしていて、私たち全員が引いてしまいました。

結局、離婚は成立し、最終的に娘は元夫が引き取ることになりました。
私としては苦渋の決断でしたが、娘の幸せを第一に考えた上での選択でもありました。

しかし娘は、幼い頃こそ義母に懐いていたものの、現在では私の家によく遊びに来ては私を慕ってくれます。
当時の娘はまだ幼く意見を聞くことができませんでしたが、本当は私と一緒に過ごしてみたかったと言ってくれました。
義母は、恩をあだで返されたと思っているようですが、私は娘のふるまいになんの不満もありません。

最後に

義母からの理不尽な発言に直面すると、多くの妻は言葉を失ってしまいがちです。
特に、家族や子どもに関する踏み込んだ一言を言われたときには、怒りや困惑で冷静さを保つのが難しいものです。

しかし、そんなときこそ感情に飲まれず、事実と立場を軸に対応することが鍵です。

まず重要なのは「発言の是非を感情論でなく、事実として冷静に正すこと」です。
たとえば「それは違います」と短く否定し、必要であれば客観的な根拠を添えて説明することで、相手の思い込みをやんわりと崩すことができます。

また、義母の発言が行き過ぎた場合には「その件については、今ここで決める内容ではありません」と議論の場を切り上げる勇気も必要です。
無理にその場で決着をつけようとすると、余計な感情の衝突を生むだけになりかねません。

さらに、家族間のトラブルに備えて、第三者を交えて話す準備をしておくことも理不尽発言への抑止力になります。
一対一の場では言いたい放題になってしまう人でも、他人の目が入ることで態度が変わるケースは多くあります。

このように、理不尽な義母の発言に対しては言い返すのではなく「事実で対処する」「場を仕切り直す」「第三者を巻き込む」といった、冷静かつ具体的な行動が、妻自身を守りながら関係を維持するための武器となります。
感情のままに動かず、対処する視点を持つことで、理不尽な声に振り回されない自分を築くことができるでしょう。

※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています

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