夫と暮らしていく中で、いつの間に家族全員の食べ物を食べられてしまい、小さな驚きや戸惑いを覚えたことはありませんか?
食べ物の好み、タイミング、量の感覚――どれも言葉にしなければ伝わらないものばかり。
けれど、何度も同じことが起きれば、それは立派な悩みになります。
今回は、つい無自覚に食べ尽くしてしまう夫に対して、どう向き合えばいいのかを考えるきっかけになる体験談を紹介します。
家族で出かけて…
休日に家族で出かけたときの話です。
4歳になる息子と夫と私の3人で、川へ遊びに行きました。
息子はパパと一緒になって水しぶきをあげながら夢中になって遊んでいて、二人の楽しそうな笑顔を見ているだけで、私まで幸せな気持ちになりました。
たくさん遊んで、そろそろお昼にしようか、とお弁当を用意しました。
朝早く起きて私が作った、愛情たっぷりのお弁当です。
疲れてお腹を空かせた息子は、お弁当箱を開けるなり「わ~ママのお弁当だ!おいしそう~」と満面の笑みで喜んでくれて、その言葉だけで朝の苦労が報われたように感じ、とても嬉しかったです。
そんなとき、息子が急に「トイレ行きたい」と言い出しました。
「ゆっくり食べててね!私と息子でトイレに行ってくるから!」と夫に伝え、私たちはその場を離れました。
しばらくして、トイレが済んだ息子と「お腹ぺこぺこ!はやく続き食べようね」と話しながら戻ってくると、なんとお弁当箱が空っぽになっていました。
お弁当の中身が空っぽ!?
しかも、よく見ると、夫が完食したのは私のお弁当箱だけではありませんでした。
息子の分まで、綺麗さっぱりなくなっていたのです。
息子は「僕のご飯は?」と戸惑った顔で私を見上げています。
信じられない気持ちで「私、まだ半分も食べてなかったのに!いったいどういう神経してるのよ!」と、怒りがこみ上げ頭を抱えてしまったのを覚えています。
結局、お腹を空かせた私と息子は仕方なく、近くのお店でハンバーガーを食べることになりました。
せっかく作ったお弁当を食べるのを楽しみにしてたのに、本当に勘弁してほしいです。
最後に
不満を抱えるだけでは、伝わるものも伝わりません。
相手が無自覚ならなおさら、気づかせるアクションが必要です。
「わかってもらえない」で終わらせないために、できることから一つずつ始めてみませんか?
- 食べ物にはラップにメモを添えるなど、視覚的に「取らないで」の意思を伝える
- 「また食べられたら嫌だから先に言っとくね」と冗談交じりに釘を刺すスタイルをとる
- 「食べ尽くす行動」を観察し、繰り返しの傾向を掴んだ上で対策をパターン化する
今よりすこし気持ちよく暮らすための手立てとして、試せることはきっとあるはずです。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています