子育てにおいて、夫婦間の価値観の違いは避けられない課題の一つです。
しかし、その厳しさが度を超え、子どもの心を傷つけるものであれば、それは看過できない深刻な問題となります。
夫の厳しい言動が我が子に与える影響を思うとき、母親として深く心を痛めるのは当然のことでしょう。
この記事では、息子に厳しくあたる夫の言動に悩んでいた女性の体験談を通して、行き詰まっていた状況が動き出すきっかけとなった、ある出来事を紹介します。
息子にイライラする夫
あるとき、息子が飲み物をこぼしてしまい泣いてしまったんです。
私は息子を心配していたのですが、夫はため息をつきながら「…またか」と言い、息子を心配する素振りがまったくありませんでした。
思い通りにならない息子の言動が、夫をイライラさせていたみたいです。
それでも、息子が小学校に上がれば、夫の気持ちにも変化があるかもしれないと思っていました。
ある日、私たちは義実家を訪れました。
義母は「今日は大好物をたくさん作ったのよ」と笑顔で声をかけ、義父が息子の大好きなグラタンを運んできてくれました。
そのときでした。
息子が熱々のグラタンに顔を近づけてしまい、やけどしてしまったんです。
驚いた息子が「あっつ」と声を上げた瞬間、私は血の気が引き、息子の名前を叫んでいました。
しかしその直後、夫が信じられない言葉を口にしました。
夫が放った息子への言動

「お前は本当に頭が悪いな!」夫が息子の体をまったく心配せずに、ただただ怒鳴りつけたんです。
息子を心配するどころか怒鳴りつける夫に私は悲しさでいっぱいでした。
するとその言葉を聞いた義父母が「おかしいのはあなたのほうよ!」「今すぐ出ていきなさい!」と夫に言い返してくれたんです。
夫は驚いて青ざめた様子でしたが、直後に「勝手にしろ!」と言ってドアを強く閉めていきました。
その様子を見ていた義父母が、私と息子に声をかけてくれて「ごめんなさい」と謝ってくれたのですが、夫の息子を大事にしない姿勢にとても嫌気がさしました。
最後に
夫が子どもへ厳しい態度をとるとき、母親として深く悩むのは決して特別なことではありません。
しかし、夫に直接伝えても事態が悪化するばかりで、我が子を守りたい一心で一人抱え込んでしまう方は多いでしょう。
もし夫の子どもへの接し方に悩んでいるなら、身近な家族や第三者へ相談してみてはいかがでしょうか。
普段の夫の様子や、あなた自身がつらいと感じていることを具体的に伝えることで、周囲も手を差し伸べやすくなりますよ。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
