結婚生活において、義母との関係に悩む女性は少なくありません。
特に、価値観の違いから生まれる何気ない一言が、心を深く傷つけてしまうことも。
そんなとき、夫が自分の味方になってくれるかどうかは、非常に大きな問題です。
板挟みになりがちな夫に、どう状況を伝え、協力を仰げばよいのでしょうか。
今回は、夫の毅然とした一言によって長年の悩みから救われたある女性の体験談を紹介します。
在宅勤務を認めない義母
結婚してからというもの、義母は何かと私の働き方や収入について、口を挟んできました。
私は在宅で仕事をしているのですが義母はどうやらそれが気に入らない様子で。
「外で働かないと社会性が身につかない」「それって、お仕事って言えるの?」と会うたびにイヤミを言われるのが常でした。
最初のうちは笑って義母の言葉を受け流していた私も、次第に心が削られていきました。
「私って、ダメな嫁なのかな…」いつしか、そんな風に自分を責めるように。
ある日義母が「家にずっといるなんて、暇でしょ?」と、また私を軽く笑いながら言ったのです。
その瞬間、それまで黙って聞いていた夫が、珍しく声を張って言いました。
「母さん、それは違うよ。彼女は俺の生活を支えてくれてるし、在宅でしっかり稼いでるんだ」
「母さんが知らない世界なだけで、俺は本当に助かってる」
義母は一瞬、言葉を失い「…そうなのね」とだけ答えて、気まずそうに話題を変えました。
私は夫の言葉に驚くと同時に、温かい気持ちで胸がいっぱいに。
後で夫に「ありがとう。すごく、すごく救われた」と感謝を伝えると…
「当たり前だよ。俺の大事な人を下げるような言葉は、誰であろうと許せないから」と、優しく笑ってくれました。
その日を境に、義母が仕事の話題を出すことはほとんどなくなりました。
そして何より、私自身が自分の仕事に誇りを持てるようになったのです。
あの日の夫の一言は、私にとって一生忘れられない“心強い味方の証”になりました。
(43歳/女性)
最後に
今回の体験談が示してくれるのは、夫が「妻の絶対的な味方である」と示すことの重要性です。
義母を言い負かすことが目的ではなく、夫婦というチームで外からの理不尽な言葉から互いを守る、その姿勢こそが支えになります。
もし同じような悩みを抱えているなら、まずは夫に「どう傷ついているのか」を具体的に伝えてみましょう。
そのうえで感情的にならずに、どう解決してほしいのかを伝えてみましょう。
たとえば「言い返してほしい」ではなく「私の味方でいてほしい、私を庇ってほしい」と協力を求めてみましょう。
普段からお互いの価値観を共有し、絆を深めておくことが、いざというときの見事な“連携プレー”につながります。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています