大切に思っている夫を信じたいと願うのは、ごく自然な感情です。
しかしふとしたきっかけで、身近な人との信頼関係に疑念が生じることがあります。
信じていた日常が崩れ去るようなとき、私たちはどのように自分自身と向き合えば良いのでしょうか。
この記事では、身近な人との関係が大きく揺らいだ女性の体験談を通して、予期せぬ事態から自分を守るための心の持ち方を紹介します。
知らない番号から写真を受け取った妻
これは、夫が地元で働くため、単身赴任をしていた頃の話です。
私は毎週末、夫に会うために彼の自宅へ通っていました。
そんなある日のこと、私のスマホに知らない番号から一通のメッセージが届きました。
添付されていたのは、夫の寝顔が写った1枚の写真。
私は「浮気だ」とすぐに確信しました。
不安と怒りでいっぱいになった私は思い切って、夫と私の共通の友人でもある女性に相談することにしました。
カフェで彼女に会い「実は、夫が浮気しているみたいで…」と事情を話し始めたときでした。
私の話を聞いた友人は笑顔で耳を疑う言葉を口にしたのです。
友人に夫の浮気を相談すると
「あ、それ、私だよ」
一瞬、何を言われたのか理解できず「…へ?」と聞き返した私。
友人の話によると、彼女は夫と関係を持っており、夫が「妻とは離婚して君を選ぶ」と言ったそうです。
そして、私に別れを決意させるため、わざとあの写真を送りつけてきたのでした。
信じていた友人からの、あまりにも残酷な裏切りだったのです。
その後、私はその友人とは縁を切り、夫には会社を辞めて私の住む家に戻るように言いました。
夫はすべてを認め謝罪してきましたが、私の怒りが収まることはなかったです。
夫と友人の二人から同時に裏切られた心の傷は、今もまだ癒えることはありません。
最後に
信頼していた夫、そして友人からの二重の裏切りは、想像を絶するほどの苦痛をもたらします。
物理的な距離は、ときとして心の隙間を生み、見えないところで関係が歪んでしまう危険性を示唆しているのかもしれません。
夫の裏切りにいち早く気づくためには、まず自身の「何かおかしい」という直感を信じることが大切です。
普段と違う連絡の頻度や些細な言動の矛盾など、心に引っかかった違和感を軽視しないようにしましょう。
また、遠距離で会えない時間があるからこそ、お互いがどのような人々と時間を過ごしているのかを共有しておくことも、互いの安心につながる一つの方法です。
もし不安が拭えないときは、冷静に状況を観察し、自分自身の心を守るための準備を始めることも、未来の自分を助ける選択肢となり得ます。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています