家族のために心を込めて作った料理。
日々の食卓では味わえない、ちょっと特別な一品を並べる日は、作る側も特別な思いを込めるものです。
そんな料理を前にして、楽しそうに食べてくれる家族の姿を想像するだけで、疲れも吹き飛んでしまうほどでしょう。
しかし、ときに心ない一言が、そんな作り手の思いを台無しにしてしまうことがあります。
今回は、夫の無神経な一言に深く傷ついた、ある女性の体験談を紹介します。
その一言いる?
ある週末、家族に豪華な夕食を作ろうと朝から買い出しに出かけ、煮込み料理やサラダ、デザートまで用意しました。
普段は手早く済ませますが、その日はレシピを調べながら丁寧に調理。
長時間キッチンに立ち腰も痛みましたが「みんなが喜んでくれる」と思うと疲れも和らぎました。
夕方、料理を並べると家族は「いい匂い」と言ってくれ、私は誇らしい気持ちに。
食べ始めた直後、夫が「まあまあだな。外で食べる方がうまい」と一言。
さらに「この前の○○のランチは絶品だった」と続け、私の料理の感想はそれだけでした。
子どもたちが「美味しい」と言ってくれたのが救いでしたが、夫の言葉が心に刺さり、笑って流したものの深く傷つきました。
せめて美味しいと一言あれば報われたのに…。
翌日、私の気持ちを伝えると夫は「…ごめん」と謝りましたが、あの一言は今も忘れられません。
(49歳/女性)
最後に
相手に察してほしいと思うだけではなく、素直に気持ちを言葉にすることが、理解への近道です。
具体策としては、感情と事実を結びつけて伝える練習をする、感謝の言葉を日常的に口にする、そしてお互いの努力を褒め合うこと。
これらを重ねることで、家庭に温かい雰囲気が生まれるでしょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています