結婚生活は、喜びや幸せだけでなく、ときには予期せぬ困難に直面することもあります。
特に、大切な人との食事が心の安らぎではなく、苦痛な時間となってしまうことは、深く心を傷つける出来事です。
相手の心ない言葉に自尊心が削られ、それが日常となってしまうと孤独を感じる方も少なくありません。
今回は、食事の場で心を傷つけられた女性の体験談を通して、モラハラの問題について考え、自分自身を大切にするためのヒントを探っていきます。
モラハラ夫の許されざる言動
結婚してから、夫との食事が苦痛になりました。
毎晩、夕食の時間になると「今日の家事は手抜きだったな」「お前の話はつまらない」と、まるで説教のように言葉を浴びせられる毎日。
献立を考えるのも、買い物に行くのも億劫になり、食事の準備は義務としてこなしているような感覚でした。
夫は、私が作った料理の味についても容赦なく「こんなもの、外じゃ出せない」とけなす一方。
食事のたびに、自尊心が削られていくように感じました。
私が少し体調を崩してしまい、簡単な食事を出した日のことです。
夫は料理を見て「こんなもんで済ませるなんて、主婦失格だな」と冷たく言い放ち、なんと目の前で箸を投げたのです。
そのとき「カランカラン!」と投げられた箸が床に転がる音を聞き…
「これってうちだけなのかな」と頭の中で何度も繰り返し、涙が止まりませんでした。
食事は本来、家族の大切な団らんの時間であるはずなのに、私にとっては夫の機嫌を伺う恐怖の時間になっていました。
現在は夫と少しずつ距離を取り、自分の心の安全を守ることを優先しています。
(38歳/女性)
最後に
夫の言葉に毎回傷ついていては心が持ちません。
大切なのは、正面から受け止めるのではなく、うまく逃げることも肝心です。
逃げ場を持つことで、自分の気持ちを守れるのです。
- 食卓を切り上げ、先に自室で休む
- 手抜き料理をあえて堂々と出す
- 趣味や外出で食事以外に心を向ける
小さな逃げ道を持つことで「夫の言葉に支配されない自分」を取り戻せます。
無理に我慢せず、心が楽になる方向へ舵を切っていきましょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています