育児をしていると、どうしても子どもを誰かに預けなければならない瞬間があります。
信頼して任せているはずの義母や両親であっても、世代によって育児の常識は大きく異なるもの。
無邪気な行動が、実は赤ちゃんにとって命に関わる危険につながることもあるのです。
今回は、赤ちゃんを安心して預け、義実家と良好な関係を続けるために、事前に伝えておきたい注意点についてまとめていきます。
義母に息子を預けたら
息子がまだ乳児だった頃、義実家へ遊びに行ったときの話です。
義母は孫の顔を見て大喜びで「2人はお昼ご飯でも食べてきたら?孫のことは任せて」と言ってくれました。
その言葉に甘え、私と夫は久しぶりに2人きりで外食することにしたのですが…。
1時間後、私たちが「ただいま」と家に戻ると、リビングから義母と息子の楽しそうな声が聞こえてきました。
しかし、部屋を覗いた瞬間、私は血の気が引くのを感じました。
義母がスプーンに何かを乗せ、息子の口元へ運んでいたのです。
食べさせようとしたスプーンの中には
「お義母さん、それ、もしかして…」と私が声をかけると、義母は笑顔で「ハチミツよ!ご近所さんから頂いたの」と言いました。
夫は大慌てで「ハチミツを乳幼児に食べさせるのは厳禁なんだよ!」と言い「まあ!そうなの!?」と驚く義母。
私は急いで息子を抱き上げ「ペッ、して!」と言って口に入っているかもしれないハチミツを吐き出させました。
幸い、息子が口にする直前だったこともあって事なきを得ましたが、一歩間違えれば大変なことに…。
大切な我が子を誰かに預けるときには、アレルギーのことや食べさせてはいけないものなど、きちんと伝えておくことが大切だと痛感した出来事です。
最後に
「うちの子は大丈夫」と思っていても、ほんの些細なすれ違いが大きな事故につながりかねません。
だからこそ、預けるときにはしっかりと“ルール”を伝えておくことが重要です。
- 離乳前に与えてはいけない食べ物(ハチミツ・生ものなど)を明確に伝える
- アレルギーの有無や注意すべき食材をリスト化して渡す
- おやつや飲み物も含め「与える前に必ず確認して」とお願いする
小さな工夫で赤ちゃんの命を守り、安心して預けられる環境を整えることができます。
親の「言わなくてもわかるだろう」は禁物。
大切なわが子を守るために、必ず言葉で伝える意識を持ちましょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています