出産という命がけの大仕事を終え、身も心もボロボロの中、一番の味方であるはずの夫に深く傷つけられた経験はありませんか。
「産後の恨みは一生」という言葉があるように、この時期に受けた思いやりのない言動は、忘れられない傷として心に刻まれます。
その孤独な戦いは、あまりにも過酷です。
この記事では、産後に対する配慮が欠けた夫の言動に苦しんだ女性の体験談を通して、その状況を乗り越えるためのヒントを紹介します。
お手伝いに来てくれる義母
これは、私が3人目の子どもを出産した直後のことです。
上の子どもたちの学校があったため、実家には頼らず、退院してすぐに自宅へ戻ることにしました。
そんな私を気遣い、義母は入院中からお手伝いに来てくれていました。
退院の日、自宅に戻ると、長男から「お腹すいたー!」と元気に言われ、私はすぐにご飯の支度を始めようとしました。
すると、義母が優しく「産後はなるべく体を休めなさいね」と声をかけてくれたのです。
私はそんな義母の思いやりに感動していたのですが…
そんな様子を見ていた夫は、信じられない言葉を放ったのです。
嫁を心配する義母とそうではない夫
「元気なんだから、昼飯くらい作っておいてよ!料理くらいできるでしょ!」
夫は、私と義母のやり取りを遮るように、そう言い放ったのです。
とても出産を終えたばかりの妻にかける言葉とは思えず、夫のあまりの思いやりのなさに私は「はぁ…!?」と怒りが爆発しそうでした。
すると、私が声を上げる前に義母が夫を叱ってくれたのです。
「なに言っているの!出産後なんだから休ませてあげなきゃダメでしょ!なんのためにお母さんが手伝いに来てるのよ!」
実の息子である夫を私のために本気で叱ってくれた義母。
その姿が本当に心強く、改めて義母の優しさと温かさに心から感謝した出来事でした。
最後に
出産を終えたばかりなのに、夫から配慮のない言葉をかけられると、怒りや悲しみを感じることがあるでしょう。
しかしそのようなときには、ご自身の両親や姉妹、あるいは今回の体験談のように理解のある義母に、現状を相談してみましょう。
そして「夫にも産後の体の辛さを理解してほしいので、力を貸してほしい」とお願いするのです。
妻の言葉には耳を貸さない夫でも、母親や第三者からの冷静な指摘には耳を傾けることがあります。
産後の大切な時期に無理をせず、周りの助けを借りながら、夫の意識を変えていくことも、自分と家族を守るための賢明な対処法です。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています