義実家での“豪華お寿司”にワクワク!しかし「ピラッ」義母が手渡した“1枚の紙”で、笑顔が消えたワケ。

家族の集まりの中で、自分だけが疎外されているような、目に見えない壁を感じたことはありませんか。

悪意がないように装われていても、明らかに差別的な扱いは、怒りより先に深い悲しみと無力感となって心を蝕みます。
そして、その理不尽さに一番の味方であるはずの夫が気づいてくれないとき、その孤独は耐え難いものとなるでしょう。

この記事では、義家族からの巧妙な差別に心を痛めた女性の体験談を通して、自分の尊厳を守るための決断について紹介します。

同じマンションに住んでいる義家族

私の家族と義実家は、同じマンションの別々のフロアに住んでいます。
月に一度、土曜日の夜にみんなでデリバリーやテイクアウトのご馳走を囲むのが、いつの間にか習慣になっていました。

そんなある日、義母が嬉しそうに「たまにはお寿司にしましょう」と提案してくれました。
しばらくして届いたのは、大きな寿司桶が二つ。
私は思わず「すごいですね!これ、どう分けますか?」と尋ねました。

すると義母は、一枚の紙を取り出しながら言ったのです。
「大丈夫よ、座席表があるから」

その「座席表」とやらに書かれていたのは、衝撃的な内容でした。
一つの桶は、義父と義母、そして義兄の3人用。
もう一つの桶は、私と夫、そして娘の3人用と、分けられていたのです。

義両親の桶には中トロやウニ、イクラといった高級なネタが並ぶ一方、私たちの桶にはイカやタコ、玉子、かっぱ巻きなどの安価なネタばかりが入っていました。

勝手にお寿司を配分していた義母

あまりの差別に、私は言葉を失いました。
しかし、他の家族は誰1人として、そのことをおかしいとは言いません。
まるでそれが当たり前であるかのように、楽しそうに食事を始めていました。

その日の夜、私は夫にこの件を話してみました。
ところが夫は、どこか他人事のように「え?そうだったの?全然知らなかったよ」と言うばかり。
その表情には、申し訳なさも、驚きさえも感じられませんでした。

実は、こうしたことはこれが初めてではありません。
日常の中で、同じような理不尽さや違和感を覚える出来事が、何度も繰り返されてきたのです。

「この人もこの家族も、これからもずっと変わらないのだろう」

そう確信した私は、夫と離婚することにしました。

最後に

楽しいはずの家族団らんの場で受けた、あからさまな差別。
そして、それを訴えても無関心だった夫の態度は、あなたの心を深く傷つけるきっかけになるでしょう。

こうした問題に直面したとき、感情的に義家族を責めても状況は変わりません。
まずは夫に「私と娘が家族として大切にされていないと感じることがつらい」と落ち着いて伝えてください。

それでもなお、夫が理解を示さず行動を起こさないのなら、その関係を見つめ直す時期かもしれません。
自分と子どもの尊厳を守るために、夫や義家族から離れるという選択は、決して間違いではないのです。

※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています

この記事を書いたライター