七五三の着物選びに目を輝かせる娘。しかし「もう手配してる!」義母が“推す着物”を見た途端、娘『これ…』

子どもの大切な節目となる行事。
母親なら、わが子のために最高の思い出を残してあげたいと願うのは自然なことです。

しかし、そこへ義両親の「善意」が加わることで、親子の希望とは異なる展開になってしまうことがあります。
「せっかく用意したのに」という言葉に、自分の気持ちを抑え込んでしまった経験はありませんか。

今回は、七五三の着物選びで起きた体験を通して、親子の願いと祖父母の心遣いを両立させる向き合い方を探りましょう。

七五三で娘の笑顔が消えた日

娘の七五三を迎えるにあたり、私は娘と2人で着物を選ぶのを心から楽しみにしていました。
娘も「ピンクがいい」「お花の模様がかわいい」と目を輝かせ、一緒にカタログを見ながら相談していたのです。

ところが、準備を進めていた矢先、義母から突然「もう着物は手配してあるから」と連絡が入りました。
私たちの希望を尋ねられることもなく、義母が独断で衣装を決めてしまっていたのです。

私は驚きを隠せませんでしたが、義母は「せっかくの晴れの日だから」と、長年ご自身が「品がある」と推していた、落ち着いた色合いの着物を用意していました。

娘はそれを見た途端「これ…着たくない」と、今にも泣き出しそうな顔に。
私は、娘の気持ちを何よりも優先したいと思い「娘の希望と違うので、申しわけありませんが別のものにしたいです」と義母に伝えました。

しかし、義母は「せっかく私が心を込めて選んだのに、無駄にするの?わがままを言わせちゃだめよ」と強い口調で言い張ります。

夫も「母さんが張り切っていたから、今回はこれでいいんじゃないか」と義母を擁護する態度でした。

結局、娘の気持ちが置き去りになったまま、義母の選んだ着物を着ることになってしまいました。
楽しみにしていた写真撮影でも、娘は終始浮かない顔で、私自身も心から喜べない一日となってしまったのです。

子どもの成長を祝う大切な行事で、なぜ娘の気持ちよりも義母の意見を通す必要があったのか、後悔とモヤモヤだけが残りました。
(42歳/女性)

最後に

子どもの大切な行事における祖父母の「善意」は、愛情の深さの表れである一方で、ときに母親の戸惑いや悩みの種となってしまうことがあります。
相手を尊重するあまり、自分の意見やわが子の気持ちを飲み込んでしまえば、後になって深い後悔として残ります。

大切なのは「せっかく用意した」という相手の気持ちを受け止めつつ、親子の希望を冷静かつ建設的に伝えること。
一方的に断るのではなく「色だけは娘に選ばせてあげたい」「写真はこの衣装で撮り、お参りは義母様の選んだ着物を着る」など、互いの気持ちを尊重し合う代替案を提示できるよう、事前に夫婦で話し合い、準備を進めておくことが重要です。

家族全員が笑顔で心から喜べる日を迎えるための一歩を、今日から踏み出してみてはいかがでしょうか。

※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
※この記事はAI生成された画像を使用しています

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