義実家での心ない皮肉やマウントに、傷ついていませんか。
「専業主婦は楽」「旦那さんの稼ぎで羨ましい」などの言葉を笑顔で受け流すのにも、限界があります。
波風を立てたくないという優しさが、かえって相手の無神経さを助長してしまうことも。
今回は、義妹からの無神経な言葉を笑顔のまま一瞬で撃退した女性の体験談を紹介します。
我慢を終わりにして「対等な関係」を築くためのヒントを探っていきましょう。
「専業主婦は楽」と言われたら?
長年、義実家へ訪問するたびに、義妹からの心ない言葉に悩まされていました。
独身でキャリアを順調に築いている義妹は、私に対してことあるごとに「お義姉さんは専業主婦で暇そうでいいですね(笑)」
「兄の給料だけで暮らせるなんて楽でいいな~」と、皮肉を込めて言ってくるのです。
最初は円満な関係を保つために、笑って聞き流していました。
しかし、すると「何を言っても大丈夫」と思わせてしまい、相手の無神経な発言がエスカレートするばかり。
私は、静かに怒りを募らせていきました。
ある年末の帰省でのこと。
義妹は皆に聞こえるように「私なんて仕事で毎日忙しくて大変なのに、家でゴロゴロしてる人が羨ましいです」と言いました。
その場にいた義母や夫も愛想笑いを浮かべていましたが、私はもうこれ以上、理不尽な言葉を許容できませんでした。
私はあえて満面の笑顔を崩さず、静かに義妹に目を向けました。
そして「そんなに羨ましいなら、あなたも結婚して“ゴロゴロできる生活”を目指せばよろしいのではないでしょうか?」と、軽いトーンで、しかし明確に言い返したのです。
場は一瞬で静まり返りました。
義妹は顔を真っ赤にして言葉に詰まり、隣にいた義母が慌てて別の話を切り出しました。
それ以来、義妹が私に対してマウント発言をすることはなくなり、むしろ妙に丁寧な敬語を使うようになりました。
(39歳/女性)
最後に
その場をおさめようと我慢を重ねるのは、本当に心が疲れてしまうものです。
そして円満を願うあまりの遠慮が、相手の無神経さを助長してしまうこともあります。
大切なのは、感情的にならず冷静かつ毅然とした態度で自分の領域を示すこと。
穏やかな表情のまま、核心を突く一言を返すことで、尊厳を守りつつ無用なマウントを封じられます。
「専業主婦は楽でいい」と言われたら「ありがとうございます。そう言ってもらえると夫も安心して仕事に集中できます」と、相手の言葉を利用して肯定で返すのも効果的です。
「家でゴロゴロしていて羨ましい」と言われたら「そうですね、○○さんにも心からリラックスできる時間が訪れますように」と微笑む。
笑顔で撃退し、真の対等関係を築きましょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
