彼とのケンカで家を飛び出したものの、冷静さを取り戻そうと家に戻ったとき、信じがたい光景が待っていたら、あなたはどうしますか。
信頼していたはずの人の裏切りを目の当たりにしたとき、その衝撃は計り知れません。
怒りや悲しみで、頭が真っ白になってしまうのも無理はないでしょう。
この記事では、彼の浮気現場に遭遇し、予想外の結末を迎えた女性の体験談を通して、混乱の中でも自分を見失わないためのヒントを紹介します。
彼とケンカした彼女
これは、同棲して3年になる彼とケンカをしたときの出来事です。
頭に血が上った私は、荷物をまとめて勢いのまま家を飛び出し、しばらく実家に帰ることにしました。
彼からは「せめて話し合わないか?」「迎えに行くから」とメッセージや電話がたくさん来ていましたが、私はすべて無視。
そんなある日、どうしても必要なものがあり、3日ぶりにアパートへ戻ることにしたのです。
合鍵でドアを開けようとすると、なぜか内側からチェーンが。
不思議に思いながら玄関の隙間を覗くと、そこには見覚えのない女性もののサンダルが置かれていました。
「浮気!?」
頭に血がのぼり、私は「開けて!」とドアを激しく叩きました。
中から彼が慌てて「ちょっと待って!」と出てきましたが、そんな彼を私は無視してリビングへ突入すると…。
リビングに突入すると

見知らぬ女性が、キッチンで料理をしていたのです。
慌てふためく彼と混乱する私、そしてなぜか平然と料理をしている女性。
奇妙な沈黙と、ふわっと美味しそうな香りが部屋を包んでいました。
すると女性はフライパンから手を離し、私の方を振り返ると、穏やかな笑みを浮かべて言いました。
「ご飯、食べる?」
あまりの意外さに、思わず「うん」と頷いてしまった私。
こうして始まったのは、彼と私と、彼の浮気相手による、あまりにも奇妙な3人の食卓でした。
ところが、彼女の料理は驚くほど美味しかったのです。
気づけば会話も弾み、私は彼そっちのけで女性とすっかり意気投合。
最終的に彼には「別れましょう」と告げましたが、あの女性からは作り置きのおかずをもらい、そのまま実家へ戻りました。
最後に
信じていた彼の裏切りを目の当たりにしたのですから、その衝撃は計り知れないものがあったでしょう。
この体験談では、浮気相手が穏やかに料理を振る舞っていましたが、このような状況になることは稀です。
通常であれば、怒号が飛び交う修羅場になってもおかしくない状況でしょう。
もしあなたが同じように彼の裏切りに直面したなら、感情的に相手を問い詰める前に、まずはあなた自身の安全と心の平穏を確保するため、荷物を持って静かにその場を立ち去ることをお勧めします。
その場に留まっても、相手の苦しい言い訳や嘘で、さらに深く傷つくだけです。
まずは心を落ち着け、自分を守る時間をつくることが、あなたの尊厳を守り、前に進むための確かな一歩となります。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
