結婚生活では、夫婦で話し合い、お互いを尊重し合うことが大切です。
しかし、その2人の決め事に対して、義家族から理不尽な言葉を投げかけられ、深く傷つくこともあるかもしれません。
特に、これからの生活のために2人で選んだ道が、義家族の価値観と異なるとき、どう対処すればよいか悩んでしまうものです。
この記事では、義母の言葉に心を痛めた体験談を通して、義家族との価値観の違いを乗り越えるヒントを紹介します。
共働きを決めた夫婦
私は、夫と子どもと3人で暮らしています。
ただ、夫の収入だけでは、これからの生活に少し不安があったため、私も働くことに決めました。
すると夫は「働くからには、平等に家事を分担するようにしよう」と提案してくれたのです。
私はその言葉で、夫と互いに支え合いながら家庭を築いていけるのだと感じていたのですが…。
その話を知った義母は、強い口調で私を責め立ててきたのです。
「夫に家事をやらせるなんて! 私の大事な息子になにをさせているの!」
私は「夫婦で決めたことなのに…」と思いながらも、ただ義母の理不尽な言葉を黙って受けとめることしかできなかったのですが…。
義母からの理不尽な言動

不安に思った私は、夫に相談することにしました。
すると夫は落ち着いた口調で、義母にこう伝えてくれたのです。
「僕たち夫婦は平等だし、子どもが自分の作ったごはんを食べてくれるのは嬉しいんだ」
その優しい言葉に私は感動してしまいました。
一方、義母は不満そうな表情を浮かべ、黙り込んでしまったのです。
それ以来、義母は会うたびに不機嫌な表情を見せるようになりました。
共働きという私たちの選択と、それを踏まえた生活能力を認めてもらえるようになるまでは、まだ辛抱が必要なのかもしれないと感じています。
最後に
夫婦で築くと決めた新しい生活様式が、義家族の価値観と異なるとき、戸惑いやストレスを感じることは少なくありません。
特に家事分担のように、世代間の考え方が反映されやすい問題では、理不尽な言葉に心を痛める場面もあるでしょう。
このような場面に直面した際には、夫が義母との間に入り、夫婦としての一貫した姿勢を示すことが、状況を好転させる鍵となります。
もし義家族の言動に悩んだときは、まずは夫に正直な気持ちを打ち明けることが大切です。
感情的にならずに事実を伝え、2人が同じ方向を向いていることを確認しましょう。
その上で、夫から義家族へ伝えてもらう、あるいは2人揃って対話の場を持つなど、夫婦で協力して対応することが望ましいでしょう。
価値観の違いはすぐには埋まらないかもしれませんが、粘り強く対話を重ねる姿勢が、未来の関係性を築く第一歩となります。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
