義両親との同居では食事、特に味の好みの違いに苦労することも少なくありません。
さらに義実家という環境下では、どうしても“義母の味つけが正義”であるかのような錯覚にも陥ります。
今回は義母との価値観の違いに悩んだ女性が、事態を一変させた体験談を紹介します。
義母は料理好き
義母が高齢になり身体が不自由になったため、私たち夫婦は同居することにしました。
それにともない、食事を作るのは私の役目になったのです。
もともと料理好きな義母は、昔からいつも手の込んだ料理を作っており、揚げものや味の濃いものが大好き。
一方、私は手抜き料理や薄味が好きなので義母とは好みがなかなか合わず、苦悩していました。
私が作る食事に対し、義母からは「味がしない」「もっと甘くないとおいしくない」といった意見に加え…
「私の子どもには手作りしか食べさせたことがないわ」と、私の作る料理に対する不満気な小言ばかりが続く毎日でした。
また薄いと言われてしまったが…

義母のレシピで作ってみると、やはり味は濃く仕上がります。
私は夫や義母の健康も考え、薄めの味つけで作り続けました。
そんなある日、みんなで食事をしていたときのこと。
またしても義母から「ちょっと味が薄いかなぁ」との指摘が。
私は「すみません」と精一杯の笑顔で返しましたが、心の中では「また言われちゃった」と落ちこんでいました。
しかし、私たちの会話を聞いていた夫が…
「そうかな?十分おいしいよ」「母さんのは濃すぎるし、健康にはこういう味つけがいい」ときっぱり指摘してくれて…!
義母も夫の言葉だと響いたようで「そうかしら…?」とついに考えを改めてくれました。
最後に
『夫婦間の連帯感』『双方を尊重する言葉の力』は、外野からの意見に悩まされたときに互いを支える力となります。
今回の体験談でも、大切な夫からの擁護や理解に「自分を肯定してくれた」「守ってくれた」と心から嬉しかったでしょう。
夫婦で互いを慮り連携を取って家庭を守る姿勢を示すことで、気持ちもスッキリと前向きになれるはずです。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
