一緒にいる相手が、外食の際などに店員さんに高圧的な態度を取ってしまい、恥ずかしさを感じた経験はありませんか?
今回は夫の店員さんに対する言動が原因で、せっかくの誕生日ディナーが台なしになってしまった妻の体験談を紹介します。
なぜ他人に優しくなれないのか。
そしてそのような状況に直面したとき、どのように立ち居振る舞うべきなのか考えていきましょう。
夫の誕生日ディナーにて…
夫の誕生日に私は少し奮発して、雰囲気の良い高級レストランを予約しました。
普段は居酒屋やファミレスばかりなので、たまには落ち着いたお店で食事でもと思ったからです。
最初は夫もご機嫌で、前菜を食べながらワインを楽しんでいましたが、メインのパスタが運ばれてきたとき夫の表情が曇りました。
「写真より少なくない?」と、夫がぼそっと呟いたかと思えば、店員さんを呼び「これ本当に普通サイズ?詐欺みたいだな!?」と言い出したのです。
私は慌てて止めましたが夫は聞く耳を持たず、店員さんを質問攻めに。
店員さんも丁寧に説明してくださいましたが「こんなんでこの値段はおかしい」と夫は納得がいかない様子。
周りのお客さんの視線も集まり、私は顔が熱くなってただ下を向くしかありませんでした。
せっかく特別な日なのに、恥ずかしさと申しわけなさで涙が出そうでした。
ついに店長さんまで出てきて「申しわけありません」と対応してくださいましたが、完全に空気は最悪。
料理の味も何も覚えていません。
家に帰ってから「お店の方も仕事でやっているのだから、あのような言い方はやめて」と伝えると…
夫は「ちょっと言いすぎたかも」と反省してくれました。
それ以来、外食のときに夫が文句を言うことはなくなりました。
あの夜の恥ずかしさは一生忘れられません。
(42歳/女性)
最後に
相手の言動に「恥ずかしさ」を感じたその気づきこそ、夫婦関係を良好に保つためのチャンスです。
大切なのはそのサインを見過ごさず、勇気を持って踏み出すこと。
今回の体験談でいえば、妻が夫への気持ちと懸念を正直に伝えたことで、今後の具体的な解決策にたどり着きました。
もし同様の状況に直面しているのであれば、その場では感情的にならず静かに相手の行動を観察することを心がけてください。
そして冷静になれるタイミングで…
「次からは、お店の方への態度は必ず穏やかにしてほしい」「不満があるなら店員さんを呼ぶ前に私にだけ伝えてほしい」
などのルールを設けましょう。
こうして、相手を攻撃するためでなく2人の関係性と心の平穏を守るための前向きな一歩を踏み出すのです。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
