一方が支配的な態度を取り続ける夫婦関係は、やがて関係が歪み破綻してしまうことが多くあります。
特に日々の家事や育児に対する努力が認められず、常に夫からの指摘や非難にさらされる状況は、深い苦しみとなるでしょう。
今回は支配的な夫の態度に苦しんできた妻が、夫婦関係に小さな変化をもたらした体験談を紹介します。
高圧的な夫の発言で…
ある平日の夜、私は仕事から帰宅して夕食の準備をしていました。
子どもたちは宿題をしており、少し落ち着いた時間が流れていたのですが、夫が帰宅するとその空気が一変。
夫は突然「今日の夕食はなんでこのメニューなんだ?」「もっと栄養を考えろ」と指摘してきたのです。
普段から夫は支配的な態度が強く、私が家事や育児を精一杯頑張っていることに目を向けてくれないことが多々ありました。
しかし、その夜の言い方は特にきつく、責められる感覚に耐えられなくなった私は、ついにプチンと怒りが爆発し…
初めて夫に言い返すことになったのです。
「毎日、仕事も家事も育児もやっているのにどうして私の努力を認めてくれないの?」と。
夫は少し驚いた様子で黙り込みました。
そのあとは口論になりましたが、むしろ私はこの瞬間、自分の気持ちを押し殺さずに伝えることの重要性を実感したのです。
夫の態度はすぐには変わりませんでした。
しかし、私が自分の思いをきちんと表現したことで、少しずつ夫も言動を改めてくれるようになりました。
同時に私も、日常の中で小さな不満もきちんと話すことを心がけるようになりました。
この出来事から、支配的な態度に対してただ耐えるだけではなく、自分の声を伝えることの大切さを学びました。
(32歳/女性)
最後に
家庭内での支配的な言動は静かに、そして着実に夫婦関係の土台を蝕んでいきます。
「自分の気持ちを伝える」という行動は、支配的な環境の中では勇気のいること。
同じように支配的な夫に悩む方は、以下のような伝え方を試してみてください。
- 感情的に伝えない。相手を一方的に責めない
- 自分の素直な気持ちと、努力している具体的な事実だけを伝える
自分の思いをきちんと伝えつつ、あくまで建設的な話し合いへとつなげることを心がけましょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
