エネルギー価格の高騰が続く昨今、夫婦で節電意識を高めることは大切です。
しかし、夫が節電に協力してくれるのは頼もしいことですが、極端な“謎ルール”で家族を苦しませることになったら…。
今回は、突如として節約に目覚めた夫の「極端すぎる行動」がもたらした、まさかの結果の体験談を紹介します。
何ごとも「ほどほど」が大切であること、そして家族で話し合うことの大切さについて考えていきましょう。
夫が節約に目覚めた
わが家の光熱費の管理は、結婚以来ずっと私の担当。
夫はあまり細かいことを気にしないタイプで、毎月の請求書を見ても「まぁそんなもんでしょ?」と笑って済ませる人でした。
そんな夫が突然、節約モードに目覚めたのは去年の冬です。
ニュースで「電気代が高騰」という特集を見たらしく「うちも対策しよう!」と張り切り出しました。
最初は協力的で助かるなと思っていたのですが、だんだん方向がズレてきて…。
夫は「お湯を貯めるのは無駄。シャワーだけで十分だ!」と宣言し、家族全員に“シャワー3分ルール”を導入。
キッチンタイマーを持って脱衣所に立ち「ピー!」と鳴るたびに「時間オーバー!」とチェックする始末。
息子は「シャンプー泡立てる前に鳴るんだけど!」と半泣きに…。
結局、家族全員の不満が爆発したのです。
「お風呂くらい入りたい!」と猛抗議をし、夫は渋々でしたが謎ルールを廃止させることに成功しました。
ところが、その月の電気代の明細を見て「えっ…なんで?」とビックリ。
なんと…先月より18,000円も高くなっているのです!
原因を調べると、夫が寒さに耐えきれず、夜中にこっそり電気毛布と電気ストーブをダブル稼働させていたことが判明。
夫は必死に「俺は我慢してたけど、体が勝手にスイッチを…」と弁解していましたが…
いやいや、それ我慢できてないから!と呆れました。
結局、節約どころか出費は増える結果に。
これ以来わが家では「節約は無理しない範囲で」と暗黙のルールができました。
今でも冬が近づくと、息子がニヤニヤしながら「パパ、今年は電気代上げないでね!?」と言うのです。
(33歳/女性)
最後に
物事を成し遂げるには、いわゆる「ゼロヒャク思考」ではなく、ほどほどのバランスと持続可能な範囲を見極めることが不可欠です。
しかも、夫はこっそり電気毛布や電気ストーブを使っていたということなので、その時点でこのルールは破綻しています。
夫の極端な行動に悩む場合…
「目的と手段の明確化」「家族会議の導入」「ほどほどラインの定義」について建設的な話し合いの習慣を取り入れましょう。
そして節約やルール作りをする際は「ここからは無理」という『ほどほどのライン』を家族全員で定義します。
家族全員が納得できれば、穏やかで笑顔あふれる生活が実現するはずです。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
