夫婦のどちらかが料理好きだと、食卓が豊かになり日々の生活に彩りが生まれます。
とくに、忙しいときに率先してキッチンに立ってくれる姿勢は、感謝すべき素晴らしいことです。
しかし、その「好き」が高じて予想外の展開になってしまうことも…。
今回は、料理好きな夫の「こだわり」が思わぬ結果を招いてしまった、微笑ましい体験談を紹介します。
料理好きな夫
私の夫は料理好きで、私の帰りが遅くなるときや、自分が好きなご飯を食べたいときなど、自ら喜んで料理を作ってくれます。
ある日、私に代わって夫が料理を作ることに。
冷蔵庫には鶏もも肉、イカ、エビ、もやし、ニラなどが入っていました。
「できたよ」と最初に出してくれたのが、鶏もも肉のニンニク塩コショウ炒め。
食欲をそそる香りとその美味しさに幸せな気持ちになった私は「ビールにもご飯にもよく合うね!」と感想を伝えました。
子どもたちにも好評!

子どもたちにも好評で、そんな喜ぶ家族を見て嬉しそうにしながら、夫は次々と料理を出してくれました。
イカのニンニク塩コショウ炒め、エビのニンニク塩コショウ炒め、そして、もやしとニラのニンニク塩コショウ炒めなど…。
私はそこで、あれ…?と違和感を覚え固まってしまいました。
…夫の作ってくれた料理はすべてがニンニク塩コショウ炒め。
「どれだけニンニク塩コショウが好きなんだろう…冷蔵庫の食材も全部使い切っちゃったし…」と少し呆れつつも、クスっと笑ってしまいました。
家中にたちこめたニンニク臭だけなんとかしたかったですね。
最後に
夫の献立のバリエーションに偏りがあったとしても、家族のために心を込めて料理をつくってくれる姿は、なにものにも代えがたい愛情表現ではないでしょうか。
この体験談の夫のような「喜ばせたい」という純粋な気持ちこそが、家族の食卓を温かく満たしてくれます。
感謝を伝えつつ「この調味料もおすすめ♪」「次の週末は和風に挑戦してみない?」など、コミュニケーションの中で伝えてみてはいかがでしょうか。
味のバリエーションが増え、夫婦で、ともに楽しみを増やしていくキッカケとなるかもしれません。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
