日々の生活に節約を取り入れる中で、お弁当づくりを始める方も多いでしょう。
お弁当づくりは単なる食費の節約に留まらず、健康や愛情を込めた献身の表れでもあります。
しかし、良かれと思って始めた行為に対しての『何気ない一言』が、その後を大きく変えてしまうことも。
今回は夫のために、お弁当づくりに励んでいた妻の体験談を紹介します。
夫のお弁当を手づくり
近年の物価高の影響により、生活に節約を取り入れることにした我が家。
夫のお弁当もつくることになったので、毎日夫よりも早い時間に起きて小さなお弁当箱におかずを詰めていました。
栄養面を考慮しつつ彩りも良く見栄えがするように、と考えてつくっていたのですが、ある朝のこと、ため息をつきながらドンヨリとした表情を見せる夫。
そこで私が「どうしたの?」と聞くと、夫から思いがけない言葉が…。
見栄えよりも…

夫は、お弁当箱を指差しながら「色とかバランスとかはいいから、もっと食べ応えのあるやつをつくってよ」と言うのです。
お弁当箱の蓋を閉めるところだった私は、思わず手を止めてしまいました。
手間暇かけてつくっていただけあって、さすがにこの言葉は頭にきました。
そこで「こだわりがあるなら自分でつくれ」と言い放ったのです。
夫は動揺して「俺は弁当なんてつくれないよ!」と慌てて言い返してきましたが、それ以降、現在に至るまで私が夫のためにお弁当をつくることはありません。
最後に
愛情を込めた手づくりのお弁当に対して感謝の言葉もなく、一方的に不満を述べられるのは、どうフォローしてもネガティブにしか受け止められません。
夫婦であっても、相手の優しさを『当然』と思ってはいけません。
円満な関係を築くなら、互いに感謝を伝え、相手に配慮することを心がけましょう。
失われたお弁当と引き換えに、夫が「配慮と優しさ」を手にいれることを切に願います。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
