食卓は単に食事をするだけでなく、コミュニケーションの場でもあります。
そしてときに、互いの価値観や育ってきた環境がぶつかり合うことも少なくありません。
今回は、新婚早々カレーをめぐり夫と衝突してしまい、5年間ある仕返しをした妻の体験談を紹介します。
この体験談を通して、夫婦間の食文化の違いへの対処法を考えていきましょう。
夫との楽しい食事
これは、我が家のカレーにまつわる話です。
新婚時代、何をつくっても夫婦で楽しい食事の時間を過ごしていました。
ある日、初めて私がカレーをつくったときのこと。
私は夫を気遣い、義実家と同じカレールーを用意してカレーを出したものの…なぜか夫の表情が曇り出しました。
すると夫が「どうして鶏肉なの?カレーって牛肉じゃない?」「カレーは、カレー用の牛肉じゃないと…」「母は百貨店の地下で買ってきてるよ」などと畳みかけてきたのです。
妻ブチ切れ

私は思わずブチ切れてしまい「じゃあ、お義母さんにつくってもらえよ!!!!」と激怒し、それから5年間、カレーを作らないという仕返しに出ました。
やがて子どもが生まれたことをきっかけに、開き直ってカレーをつくると夫が大絶賛。
「すごく美味しい、何が入っているの?」と聞かれたので、私が「お肉がなくて代わりにツナ缶を入れた」と言うと、夫はビックリしていました。
その後、我が家ではカレーが復活。
たまに、ちょっといい牛肉でカレーをつくっても…現在では「ツナ缶のカレーが1番美味しい」と言われるようになりました。
最後に
体験談の夫婦のように、食の価値観が異なっていても、共通の味を創造していく余地があるかもしれません。
相手の嗜好を否定せず「我が家の味」を発見するチャンスだと、捉え直してみることをおすすめします。
お互いの好きなものを融合させた新しいオリジナルメニューを、夫婦一緒に開発する時間を設けてみるのも楽しいでしょう。
枠にとらわれず、柔軟な発想で2人だけの心地よい定番をつくってみましょう。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
