育児期間は、喜びとともに想像を絶する疲労やストレスを伴うもの。
特に心身ともに消耗しているとき、もっとも身近な夫からの心ない言葉は大きな苦痛や孤独感を呼び、ときに育児ノイローゼのきっかけになることもあります。
今回は、育児疲れで極限状態の中『夫からのモラハラ』を受けた、妻の体験談を紹介します。
状況を乗り越えるための、心の保ち方と具体的な方法を考えてみましょう。
私の言葉をねじ伏せてくる夫
初めての出産後、慣れない育児に追われる日々が続き、育児ノイローゼになりつつあるタイミングで、夫の無神経な言動が私をさらに追い詰めました。
たとえば夫が帰宅し「なんでこんなに散らかってんの?昼間なにしてんの?オレの飯は?」と言ってくるのです。
私は、なかなか子どもが寝ついてくれず身体がしんどいことも、夫に話しました。
しかし夫は共感どころか「そんなことは世の中の母親みんながやってることだろ?」
「オレは働いてきてるんだけど。帰宅する前までに片づけられるだろ?これじゃ人も呼べやしない」と、私を責めるように言うのです。
「風呂!」と言えばお湯が沸き「飯!」と言えばご飯が出てくる、さらに家事育児も完璧にこなすことが当たり前で、できないことがおかしいなんて…。
そう思った私は「働いているだけでそんなに偉いの?母親だからってなんでも完璧を求めて来ないでよ!」と夫に言い返しました。
しかし「なら、育児してるだけで偉いのか?片づけもロクにできてないお前の方が出来は悪くないか?」と一蹴されてしまいました。
話がかみ合わず、もうどこから修正していいかもわからなかった私は「もういい!」と自分の部屋にこもりました。
自分の母親に電話すると「仕事先でも、失敗やうまく仕事が進まない経験をしているはずなのに、家のことになると完璧だけを求めてくるのはおかしいわよね」と慰めてくれました。
私は泣きながら、常に私の言葉をねじ伏せたがる夫とどうしたら分かり合えるか、夜が明けるまで相談してしまいました。
育児と家事に追われながら、夫から受けるモラハラは本当に苦痛です。
いつか解決できればと思い悩む日々です。
(42歳/女性)
最後に
育児中、夫からの心ない言動は刃となり深い孤独感を生み出します。
自分の努力が認められず存在まで否定されているかのように感じ、とても悲しくつらいことでしょう。
しかし、この体験談から学べる教訓は「相手の常識に囚われず、自分の心を守る境界線を引く重要性」です。
相手の言葉に自分の常識や配慮を求め、真正面から戦おうとすると疲弊してしまいます。
同じ状況で苦しんでいる方は、まず相手の言葉を『単なるノイズ音』として受け流す訓練を始めてみることをおすすめします。
そして「何を言われても、私の価値は揺るがない」と心の中で思うことを習慣化していくと、次第に心のダメージを軽減できるようになるはずです。
次に友人や家族など、自分の胸の内を吐き出せる場所を確保しましょう。
苦悩を言葉に出す作業は心のデトックスにつながります。
あなたの心と体の健康こそが、子どもにとって何より大切だということを忘れないでください。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
※この記事はAI生成された画像を使用しています
