妻の体調が優れないとき、寄り添い支え合うのが家族のあり方ではないでしょうか。
しかし、世の中には相手の苦しみを顧みず、自分の都合や支配欲を優先させてしまう人も存在します。
動くことすらままならないほどの体調不良の中、心ない言葉を浴びせられ、さらに逃げ場のないデジタル空間で追い詰められる恐怖は、経験した者にしかわからない深い傷を残します。
今回は、家事の強要と執拗な連絡で精神を追い詰める夫の身勝手な振る舞いと、自分自身を守るために必要な決断についてまとめます。
逃げ場のない通知と支配の連鎖
その日の朝、私は激しい吐き気とめまいに襲われ、立っていることすらやっとでした。
それでも最低限の家事をこなそうと必死に動く私の横で、休日の夫は布団から出ようともせず「俺も気分が悪い」とため息をつくばかり。
昨夜まで元気に笑っていた姿を思い出し、その矛盾を指摘すると、夫の態度は豹変しました。
「うるさい!言い訳するな!」と怒鳴り散らされ、逃げるように娘を連れて家を出た私に、すぐさま夫から追い打ちをかけるようなメッセージが届きました。
画面には『家事くらい早く終わらせろ!』という、体調を無視した心ない言葉が並んでいます。
あまりの理不尽さに返す言葉が見つからず、私は『…』とだけ送り、スマホをバッグの奥に押し込みました。
娘を実家に預け、ふらつく足取りで職場へ向かいましたが、夫の怒りは収まるどころか加速していきました。
数時間後、仕事中にもかかわらず、スマホが何度も震え『おい!無視するな!』という高圧的なメッセージが目に飛び込んできました。
夫は自宅でスマホを握りしめ、私の既読や返信のタイミングを逐一監視していたのです。
さらに通知はエスカレートし『許さない』『覚えてろ』といった、もはや支離滅裂な脅し文句が次々と送りつけられてきました。
電話口でも「警察に連絡してないよな?」と低い声で囁く夫の異常な執着に、私の精神はとうとう限界に達してしまいました。
その日のうちに義両親を交えた話し合いの場を設け、ようやく自分たちを守るための一歩を踏み出す勇気を持てたのです。
最後に
家族という閉鎖的な空間で、一方がもう一方を恐怖で支配しようとする行為は、決して許されるものではありません。
体調が悪いときに助け合うどころか、自分の思い通りにならないからと攻撃に転じる相手とは、健全な関係を築くことは不可能です。
LINEという便利なツールが、ときとして監視や脅迫の道具に変わる怖さを知ったとき、1人で抱え込まずに周囲の助けを借りることが何よりの防衛策となります。
自分と子どもの安全を最優先に考え、毅然とした態度で物理的・精神的な距離を置くことが、未来を守る唯一の道なのです。
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています。
