夫婦の関係に第三者が入り込むと、問題は複雑になりやすいものです。
とくに身内の影響が強い場合、本人同士の意思だけでは話が進まなくなることもあります。
日頃から言葉や態度で負担を感じている状況であれば、その影響はさらに大きくなるでしょう。
突然、離婚を切り出されたとき、その背景に誰かの意向があると感じた場合でも、感情だけで判断するのは難しい場面です。
こうした状況では、何を基準に受け止め、どのように対応していくべきかが問われるのではないでしょうか。
突然、離婚を切り出してきた夫

私は夫との2人暮らしで共働き。
サービス業で、朝は遅く、夜は22時過ぎに帰宅する生活な一方、公務員の夫は規則正しい朝型で、休日も合いません。
すれ違い以上に辛いのは、夫が一切家事をしないことでした。
深夜に疲れ果てて帰宅しても、部屋は脱ぎ散らかした服で荒れ、シンクには夫が食べた後の食器が山積み。
これではただの家政婦だと虚しくなり、意を決して「現状を改善するために話し合いたい」と切り出しました。
話し合い当日、夫が冷めた表情で言いました。
「離婚を視野に入れて話し合おう」
歩み寄るための場のはずが、まさかの宣告に、頭は真っ白になりました。
義母から、離婚するよう言われていた

実は夫は、義母に私から文句を言われていると相談していたのです。
夫の偏った不満を聞いた義母は激怒し「そんな嫁、早く離婚しなさい」と吹き込んだそうです。
夫はその言葉に従い、離婚を決意したと言い放ちました。
夫婦の問題を自分たちで解決するどころか、親の言いなりになって私を切り捨てようとする夫。
私は夫にとって、義母の一言で簡単に捨てられる程度の存在だったんだ…。
あまりの情けなさとショックに、涙さえ出てきませんでした。
これは夫のやさしさ!?

ショックで動けずにいた私に追い打ちをかけたのは、義母からの「早く別れなさい」という執拗な嫌がらせでした。
この親子とはもう無理だ。
そう覚悟を決めた私は「離婚するなら、慰謝料や財産分与など、その後のことをしっかり決めてからにしましょう」と夫に提案しました。
すると、夫の目の色が変わりました。
「これ以上、俺に何を求めるんだよ!」
夫は突然キレ始め、机をドンッ!と叩きました。
「お前を、今まで養ってやってたんだぞ!」と怒鳴り散らす姿は、もはや別人でした。
共働きで私もフルタイムで働いているのに。
対等な存在だと思っていた夫からのモラハラ発言に、ただただ呆然とするしかありませんでしたが…。
しかし逆上する夫を前に、私は冷静でした。
訴えられると思うんだけど?

実は、これまでのモラハラ発言をすべてスマホで録音していたのです。
さらに、義母からの執拗な嫌がらせのメールや着信履歴も、着々と証拠として集めていました。
「これ、全部記録してるから」
証拠の存在を突きつけると、さっきまでの威勢はどこへやら、夫は顔を青くして「これが会社にバレたら…」と震え始めました。
許しを請う夫を無視し、夫とは離婚。
2人にはきっちり代償を払ってもらいました。
あのぐちゃぐちゃな部屋も、身勝手な親子も、もう私の人生には必要ありません。
今は心から晴れやかな気持ちで、自分らしい新しい人生を歩んでいます。
最後に
まずは、相手の言葉をそのまま受け取るのではなく、発言の一貫性やこれまでの経緯を整理することが必要です。
そのうえで、自分にとって受け入れられない言動や条件を明確にし、冷静に伝える準備をしておくとよいでしょう。
話し合いが難しい場合は、記録を残しながら距離の取り方を見直すことも一つの方法です。
相手や周囲を変えることに意識を向けるより、自分の安心を守るための基準を整えることが現実的な対応と考えられます。
作画:藤田
※Grapps編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに、個人の特定を避け記事化しています
