

ディズニーの人気キャラクター“くまのプーさん”の実写映画化『プーと大人になった僕』は、とても可愛くて癒される作品。「仕事が忙しくてしんどい」「いろいろ大変なことが多くてイライラする~」そんなクサクサした気持ちを落ち着かせてくれる効果があるのです。その秘密はプーさんと森の仲間たちの存在とプーさんの魔法の言葉。では大人女子にもオススメの映画『プーと大人になった僕』の魅力を探っていきましょう。
■物語■
大人になったクリストファー・ロビン(ユアン・マクレガー)は、仕事が忙し過ぎて、家族との仲がギクシャクしていました。そんなときに目の前に現れたのがくまのプーさん。少年時代の大親友との再会に驚くクリストファーにプーさんは「森の仲間とはぐれてしまったんだ。一緒に探して」とお願いします。「僕は仕事がある!」と言いながらも、クリストファーは懐かしい100エーカーの森に戻るのです。
【その1】プーさんたちの可愛さに癒される~!
とにかく、プーさんと森の仲間たち(ピグレット、イーヨー、ティガー、オウルなど)が可愛いです。もともとクリストファー・ロビン少年のぬいぐるみですから、野性味はゼロ。モフモフのボディを抱きしめたくなります。
各キャラクターの個性もしっかり際立っており、のんびりしたプーさん、ノロノロと行動するイーヨー、ピョンピョン飛び跳ねているティガー、森の重鎮らしく威厳があるオウルなど、懐かしさと可愛さがミックスされて、思い切り童心に戻れます。実写化で見るプーさんって、どんな風だろうと思っていましたが、これは大成功! ますますプーさんが愛おしくなります。
【その2】クリストファー・ロビンの気持ちに共感
大人になったクリストファー・ロビンは、仕事人間になっていました。でも実は、いい加減な上司に振り回されてヘトヘト状態。無理難題を押し付けられて休日も返上して働かないとならず、妻や娘との約束を破ってばかりで落ち込んでいたのです。
そんな彼を見て「私と一緒だ!」と思う人もいるのでは? 「上司が厳しすぎる」「仕事量が多すぎる」「彼に会う時間がない」……そんな人はクリストファーに自分を重ねて、ウンウンと頷いてしまうかも。
【その3】プーさんの言葉が心にストンと落ちていく
純粋無垢なプーさんは、思ったことをそのまま言葉にします。クリストファー・ロビンが「仕事が大事なんだ」と言うと「僕の赤い風船よりも大事なの?」と言います。赤い風船は宝物。クリストファーにとっての宝物は家族。家族よりも大事なの? ってことですね。
またプーさんの「僕は何もしないんだ」という言葉。大人になるにしたがって「何もしない」ことはできなくなります。でもしんどいと思ったら、プーさんみたいに「何もしない日」を作ってもいいんです。「しなければならないこと」から解放されることで、イライラもなくなるのでは? プーさんは、大人が見失っていたことを教えてくれるのです。
くまのプーさんの映画と聞いて、子供向きと思う人もいるかもしれません。でも本作は、大人の心にこそ響く映画。何も考えず、ただ楽しいことだけに夢中になって遊んでいた頃に戻してくれるからです。そんな懐かしい気持ちが癒しとなってホッとさせてくれます。可愛さと癒しを感じられる映画『プーと大人になった僕』。忙しい人ほど見てほしい。
見終ったあと、プーさんのぬいぐるみが欲しくなるかもしれませんよ。
『プーと大人になった僕』
(2018年9月14日より、全国ロードショー)
監督:マーク・フォースター
出演:ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル、ブロンテ・カーマイケル、マーク・ゲイティスほか
OfficialWebsite
出典:LiBzLIFE | “働く”も”楽しむ”も夢中になれる毎日を。