

戦争中に映画の脚本の執筆依頼を受けたヒロインが、初めての仕事に右往左往しながらも、映画を完成させるまでを描いた感動作です。大人になっても成長できるということ、頑張れば成し遂げられるということ、傷ついても立ち直れるということを描いた女性映画。この作品のヒロインから、困難に「立ち向かう」「切り抜ける」「乗り越える」ためのヒントを見つけていきたいと思います。
困難に立ち向かうヒント:目標を持って行動すること
第二次世界大戦中、イギリスで国民を鼓舞させるための映画製作が決定。その映画の脚本担当に、コピーライターの秘書カトリン(ジェマ・アータートン)が抜擢されました。脚本執筆未経験のカトリンが、思い切って挑戦するのですが……。
映画製作は大勢が関わり、大きなお金が動く仕事ですから責任重大。加えて時代は戦時中。困難は目に見えています。それでも、素人のカトリンがこの大仕事に挑戦しようと思ったのは、足の悪い夫のために自分が稼ごうと思ったからです。「大変そうだな」「苦労するかも」そんな困難が想定される状況でも、愛する人の為、家族の為、自身の成長の為など、目標が定まれば、立ち向かっていく勇気が湧いてくるもの。そんな場面に直面したら、カトリンのように目標を持つことで、気持ちがガラリと変わります。
困難を切りぬけるヒント:苦労を経験に変えること
脚本は映画顧問のバックリー(サム・クラフリン)らと共同で行うことになりますが、バックリーからはダメ出しをされ、政府からは脚本や設定の変更の要請を受け、加えて主演男優は超ワガママ! 多数の困難が次々とカトリンを襲うのです。
しかし、彼女はダメ出しされてもめげず、徹夜も厭わず、すべての批判や要求を受け止めながら、少しずつ才能を開花させていきます。カトリンはほとんど愚痴りませんからね。彼女は困難を経験として吸収しているのです。何かしんどいことにぶつかったら「ここで自分は成長できる」「これもひとつの経験だ」とカトリンのように、心のスイッチをプラスに変えましょう。そうすればピンチは切り抜けられるはずですよ。
困難を乗り越えるヒント:仲間を大切にすること
第二次世界大戦中の映画製作ですから、いつ中止になるかわかりません。それでもカトリンはじめ映画スタッフは、映画完成に向かって一丸となります。こんな状況でも逃げずに映画製作に傾ける情熱は熱く、カトリンはそんな仲間を尊敬し、チームの一員として働いたからこそ、仲間から脚本家として認められるのです。
やはり仕事の仲間は大事ですよね。出世街道を歩みたかったら、まずは仲間を大切にしましょう。仲間に認められてこそのキャリアアップだということを忘れないように。誰が見ているか、誰がチャンスをくれるか、わかりませんからね!
実は最後に、カトリンにとって最大の困難が起こります。ラスト30分、カトリンの人生はまるでジェットコースター! 驚きの連続です。彼女がこの困難をどう乗り越えるのか、どんな人がどのような言葉をかけてくれるのか……。ぜひ映画館で確かめてください。
人生はシネマティック!
監督:ロネ・シェルフィグ
出演: ジェマ・アータートン、サム・クラフリン、ビル・ナイ、ジャック・ヒューストン、ヘレン・マックロリー、エディ・マーサン、ジェイク・レイシー、レイチェル・スターリング、ポール・リッター、ジェレミー・アイアンズ、リチャード・E・グラントほか
劇場公開情報:新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
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