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2018年08月15日更新

どん底からはいあがった松岡茉優の“自分を信じる力”【夏目かをるの最強女になる!vol.19】

今回は、どん底からはいあがった松岡茉優の“自分を信じる力”について。ワーキングウーマン2万人以上の取材をもとに、恋愛、婚活、結婚をテーマにコラム、ルポ、小説など幅広く活動中の夏目かをるさんによる連載恋愛コラム「夏目かをるの最強女になる!」です。

「決して美人タイプではないけど、人懐っこい笑顔や可愛らしくて大きなリアクションは、好感度がもてるし、親近感にもつながるので、ドラマだけでなく、バラエティでも重宝されています」と芸能関係者からべた褒めされるのは、女優の松岡茉優。

 

第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞となるパルムドールを受賞した是枝裕和監督の「万引き家族」で柴田亜紀役を演じた松岡は、是枝監督からも絶賛されています。今や押しも押されもせぬ20代女優のトップランナーの一人。女優としても、またバラエティでも独自のポジションを持つ松岡には、長い下積み時代に培った彼女流の生き方術があるのです。今や多くの人に人に好かれることに結びついた松岡の生き方流儀とは、どんなものでしょう。

松岡茉優の生き方流儀とは?

松岡茉優

Photo:prtimes.jp

松岡茉優の芸能界入りのきっかけは、5歳年下の妹(松岡日菜、当時3歳)がスカウトされ、母親と共にその面接に同行した際、担当者から「お姉ちゃんもやってみる?」と誘われたからです。流れのままに芸能事務所に入った松岡ですが子役時代は不遇の連続でした。落ちたオーディションの数は200回以上。次第にネクラでネガティブになり、心の癒しはモー娘。のPVを観ることだったと様々な媒体で語っています。

 

「中学の時にキャピキャピしていた自分に飽きていて。(高校の)転校を機に、孤高のキャラをきどっていたら、ただの“ぼっち”に。自分に酔っていた。(中略)教室で面白いことが起こってもぜったいに笑ってはいけないのが辛かった」(「アンアン」2016年2月1日号)と、かなり暗い高校時代だったようです。

 

そんな松岡を救ったのは、クラスメートの「ももクロZ」の吉田夏菜子やタレントの朝日奈央でした。「二人がいなければ、今のような私じゃない」と二人の友情に感謝しています(同・アンアン)

 

オーディションを落ちてはまた受けまた落ちる。そのを繰り返しの日の当たらない日々の中で、松岡はある境地に達します。それは「私が私であるだけでいい」という強い信念です。信念が生まれた背景にあるのは、オーディションに落ち続けてきた辛い自分と正面から向き合ってきたからと想像できます。

 

「『桐島~』(映画「桐島、部活やめるってよ」2012年)のオーディションに受かる前までは、自分のイメージを気にしていました。オーディションの最後に残るのに、いつも最後のひとりにはなれなくて、どうしてなんだろう、って。その頃は他人と比べていて、「ちょっと髪型が違うんじゃない」と言われるとすぐに美容室に行きましたし、平均値になりたくて、まわりからはみ出したくなかったし、誰にも嫌われたくなかった。でも、自分に嘘をつきたくないなと思うようになって、今は「この役はあなたでよかった」とひとつひとつの役に向き合っています」(「日経エンタテインメント」2015年8月号)

Photo:prtimes.jp

オーディションに落ちるという辛苦を何度も舐めながら「人と比較をするのはやめよう。自分に嘘をつくのもやめよう」と達観。そこから女優として大きく飛躍します。真摯も向き合うことによって、自分を信じることができ、やがて様々なチャンスが舞い込んだのです。

「オファーしてくださった瞬間、私以上にその役をやれる人はいないって信じているんです」(「キネマ旬報」2016年8月15日号)

 

自分を信じるという松岡の姿勢は、バラエティに臨む際にも、同様でした。

「私は好感度を上げたいと思う反面、全員に好かれるのは無理だと思うので、バラエティでは自分を作らず、あまりやかましくないように気をつけています」(前述・日経エンタテインメント)

 

自分を信じている人は、無敵な強さを持っています。それは人と比較するという卑小な考え方がないからです。自分を信じることによって多くのチャンスを獲得し、さらにもっと成長できますが、でも松岡は最初から強かったわけではないです。

 

どん底に陥って試行錯誤しながら、人と比較しながら弱い自分を思い知った上で、自分と向き合える勇気を見出した松岡。苦しい年月の中で、自分の手で自分を救い上げることによって、もともとあった才能を開花させたのです。

 

真の強さとは、自分で自分を引き上げること。そのためには、自分を信じてあげることが必要です。不遇な闇時代に自らの気づきによって光を手にしていった松岡だからこそ、カンヌパルムドールの作品で評価されたのです。実に、あっぱれ!

 

(夏目かをる)


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この記事を書いたライター

ワーキングウーマン2万人以上の取材をもとに、コラム、ルポ、小説と幅広く執筆中。07年10万人に一人の難病・ギランバレー症候群を後遺症なしに完治。牡牛座、愛猫はエルメス。小説「ボディー・クラッシュ」(河出書房新社)、「季節はずれの恋」(講談社)。「同窓会恋愛」「女の33歳の壁の正体」(週刊朝日)。書籍「英語でリッチ!」(アーク出版)で第12回ライターズネットワーク受賞。 ・恋愛小説「眠れない夜」配信中 ・公式ホームページ:http://tcw.jp/moon-river/恋愛婚活結婚blog
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