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2016年12月17日更新

福島名物「喜多方ラーメン」の美味しい秘密!それには「蔵のまち」が関係していた?

地域おこし、町おこし、観光に関する悩みは今も昔も変わりません。そんななか、地元の写真家による「蔵」の写真がきっかけとなって有名になったグルメがあります。それが喜多方ラーメンです。喜多方ラーメンの美味しい秘密に迫ります!

喜多方ラーメンはどんなラーメン?その定義とは

yoshi0511/Shutterstock
喜多方ラーメンは、平打ちの熟成多加水麺。幅は4mm程度の独特の縮れ麺でコシがある麺が「伝統的な麺」の特徴です。多加水麺とは、麺が含む水分量が普通の麺に比べて多いものをいいいます。

でも、水分が多い麺って何となくコシがなさそうなイメージですよね。それをカバーしているのが太麺、そして熟成です。打った麺をその日のうちに使うのではなく、作ってから数日寝かせることによって食感が安定し、のどごしの良い麺へと変化するのです。

麺を熟成させるわけですから、素材にも気を配る必要があります。福島県喜多方市にある飯豊山(いいでさん)から流れてくる伏流水は、良質で水量も豊富なので、素材面でも安心して安定した品質を保つことができるんです。

伝統を継承するために立ちあげられた「老麺会」

Thawornnurak/Shutterstock
太麺、平打ち、縮れ麺の三大条件条件が詰まった「平打ち熟成多加水麺」。この伝統の麺を継承するために、なんと「蔵のまち喜多方老麺会(くらのまちきたかたらーめんかい)」が発足。

喜多方市内にはおよそ120軒のラーメン店がありますが、老麺会に加盟しているお店にはそののぼりが店舗の入り口に掲げられています。「老麺会まっぷ」には加盟店をまとめた地図が掲載されているので食べ歩きにも重宝します。地図には蔵やお寺などの名所も載っているので、観光にも役立ちます。

喜多方ラーメンを広めた蔵の写真

gorosan/Shutterstock
喜多方ラーメンの豆知識を語るうえで、絶対に欠かせないエピソードが「蔵」です。

喜多方市はもともと、多くの蔵が現存して建ち並ぶ「蔵のまち」でした。その蔵を、地元の写真館「金田写真荘」の金田実氏が蔵のまちの四季を写真に撮っていたのです。その写真はおよそ500枚!東京で写真展を開催すると、喜多方市はたちまち「蔵のまち」として注目を集めました。

その人気に拍車をかけたのが、NHKの「新日本紀行」という番組です。それまで年間5万人ほどの観光客は20万人へと急増!団体客も増えましたが、日本料理屋などでは団体客の受け入れが難しかったため、団体客用の昼食場所としてラーメン屋が注目されるようになります。

すると今度は、そのラーメンが特徴的だと話題になり、旅行雑誌で1ページのPR記事が掲載されたことで喜多方ラーメンも全国で有名になったのです。

もし、雑誌で特集されなかったら、写真展がなければ、写真を撮っていなければ、もし喜多方に蔵がなかったら…不思議な縁が繋がって全国区に知られるようになった喜多方ラーメン。喜多方へ行ったら蔵のまちを観光しながらラーメンを楽しんでみましょう♪

thumbnail picture by Rachata Teyparsit/Shutterstock

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この記事を書いたライター

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