

人生はうまく行く時と行かない時がある。
その全てを内包しているのが人生でもある。
良い事も悪い事も起こるのが人生である。
私たちは生きているなかで、知らず知らずに、自分の中に枠を作る。
これが正しい、これが自分だと、自分を何かの枠に押し込める。
良いとか悪いとかじゃなくてそういうことが、ごく自然と起きる。
人間はいつも何かになりたがる動物だから、
何かの枠に入る事で、発揮出来る自分もある。
コレだ!こうしよう!
と決める事は安心感をもたらすし
方向が決まれば、エネルギーも集約しやすく現実化もされやすい。
ただ、私たちは毎日変化している。
変化する事が当たり前の生き物でもある。
その枠が、その決めた事が、その方向性が、今度は自分を狭めるのだ。
今度はその枠を超えて行く時が来る。
自分が決めた事を捨てる日が来る。
昨日の私が決めた事が今日の私にはそぐわないのかもしれない。
昨日の私は今日の私とは全く違うのかもしれない。
それくらい変化は、急激に起こる。
今度は全ての恐れを捨ててその枠から出ることを迫られる。
その枠から出る度にその枠から出ようと選択する度に人は美しくなる。
うまく行かない、ということに
打ちのめされる日もあるかもしれないが
それは、その枠からの卒業を意味しているのかもしれない。
そしてまた新しい自分に出会うのだ。
笑わないのが自分だと思っていても
自分の笑顔が現実を動かすこともある。
今の自分はこうだけど、
明日の自分は全く違う、
という可能性はいつもある。
枠を作り、またその枠を壊す。
その繰り返しが人生を創る。
その意味では人生の可能性は無限大だ。
私たちは何者にでもなれる。
そして私たちは何者にもならなくていい。
その基準に縛られるなら、
その基準さえ捨てよう。
それが本当の自由なのかもしれない。