
このコーナーは、美輪明宏さんの公式サイト「美輪明宏 麗人だより」の中の人気コーナー「本日の処方箋」から出張していただきました。美輪明宏さんからあなたへのメッセージをお届けします。
〜人生の定め“宿命”、自力で変える“運命”〜
<Q>…「宿命」と「運命」、この違いがなんとなくしかわかりません。
それぞれの定義とそれを意識する意義を再度教えてください。
<A>…人は生まれながらにして誰もが背負っている人生の設計図が「宿命」、
その宿命を自分の力で良くても悪くても変更した部分が「運命」。
神様は、人の一生を60%が宿命、40%が運命と仕分けています。
宿命を克服して運命に変えること、これが人生修行です。
(解説)…「宿命」と「運命」は同じものではありません。
宿命は上から与えられた押しつけ、運命は自分が撰んだ人生。
人は最初、神様やご先祖様が決めた「宿命」(定め)で生まれてきます。
その後、定められた人生の青写真を自らの意志や努力で切り開き、変える部分を「運命」と言います。
「運が強い」「運命の力」とは、宿命を克服する自分自身の「心がけの力」のこと。
わかりやすい例えでは「運命の出会い」とは、本来「宿命」で逢うべき人ではなく、自分がこの世で自分の人格に従って選んだ人のことです。
※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
【この記事も読まれています】