
このコーナーは、美輪明宏さんの公式サイト「美輪明宏 麗人だより」の人気コーナー「本日の処方箋」から出張していただきました。美輪明宏さんからあなたへのメッセージをお届けします。
〜幸せとは?(2)〜
若い方に多いのは、「自分が幸せになるには、これしかない」とか、「自分の生きる道はこれしかない」と、かたくなに思いこんでしまうことです。
自信をもって自分が決めた方向に進むことは決して悪いことではありませんが、頑固に思い込み決めつけるのはおすすめできません。
なぜなら、これと決めた道に進んでも、うまくいかなければ、自分の人生はもう終わりだとすぐに悲観し絶望してしまうからです。
たとえば、右の扉こそ自分が開けるべき扉だと信じ込んで、努力してあらゆる手段をつかって開けようとしてもビクともしないとします。
そこで、開かないからといって、その扉の前でうずくまったままで、左の扉を開けないのはもったいないことです。
もしかしたら、左の扉こそ開けるべき幸運の扉なのかもしれません。
左の扉をあける好奇心がなければ、幸運を逃してしまうことになるのです。
人との出会いにしてもそうです。
「縁がない、出会いがない」と嘆くのと、「いつどこで出会いがあるかわからないからこそおもしろい」と前向きに考えるのとでは、日々の過ごし方が変わってくるのです。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」とか「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあり」と云う昔からの言葉もある通りです。
「美輪明宏 麗人だより」オリジナル
非売品グッズプレゼントはコチラから
非売品グッズプレゼントはコチラから
【この記事も読まれています】