マウンティングとは、「自分の方が幸せ」「自分の方が上」であることを相手に対してアピールする行動を意味します。
マウンティングはしばしば、単純な自慢とは異なり、「一見、相手を上げているように見えて、実は下げている」形で現れます。
たとえば、「専業主婦なんてうらやましい。私なんて仕事が忙しくて、自由時間なんて全然ないもん。このあいだも・・・(仕事が楽しい・仕事ができることを吹聴)」「事務職っていいよね。定時で帰れて、憧れる。総合職だとお金はもらえるけど、使う時間なくて貯まってくばっかりだよ」…といった具合です。
こういったマウンティングをされて不快に感じたことがある方も少なくないでしょう。少なくない、ということは同じだけマウンティングしちゃう人もいる、ということになります。中には周囲の人に対して無意識にマウンティングをしている方もいます。
今回は、「ついついマウンティングしちゃうけど、やめたい」「もしかしたらマウンティングしちゃっているかも…」という方のために、マウンティングをやめる方法をご紹介していきます。
<目次>
マウンティングはどうやったらやめられる?
マウンティングをやめる方法はいくつかあります。今回は、3つの方法をご紹介していきます。
マウンティングをやめる方法(1) なぜマウンティングしてしまうか考える
まず、なぜマウンティングをしてしまうのか、について考えてみましょう。マウンティングは「私の方が上」「私の方が幸せ」とアピールする行為ですが、実際に「私の方が圧倒的に上だし幸せ」だと感じていたら、そういったアピールをする必要はないですよね。
つまり、マウンティングしてしまうということは、「自分の今の幸せに自信がない」ということなのです。幸せなはず、幸せだよね、という不安混じりの思いがマウンティングにつながります。
まずは、自分は不安だし、完全には幸せではないし、自信がない、ということを認めましょう。そして、どうしたら、その自信のなさを解消できるのか、を考えましょう。
マウンティングをやめる方法(2) どう思われているか考える
マウンティングは人から嫌われる行為です。それに、大抵の人は、マウンティングしてくる人に対して、「この人、あまり幸せじゃないんだな」「自信ないんだな」と見抜きます。
つまり、あなたは幸せだとアピールするあまり、「不幸せそうな人」だと思われているということです。マウンティングをした相手からは、嫌われるし、不幸せな人だと思われる、ということを心底理解することができたら、(一時的にはすっきりしたとしても、)マウンティングがいかに虚しい行為か、が理解できるでしょう。
マウンティングをやめる方法(3) マウンティングしてしまう相手と距離を置く

いつもはそうではないのに、特定の相手に対してはマウンティングをしてしまう、という人もいるでしょう。なぜあなたはその人にマウンティングしてしまうのでしょうか?
もしかしたら、相手からマウンティングをしかけきているのかもしれませんし、その相手があなたのコンプレックスを刺激する相手なのかもしれません。そういった友達とは、距離を置いた方がいいでしょう。
「マウンティングしてる」と気がついたあなたは素晴らしい!
今回は、友達へのマウンティングをやめる方法について解説してきました。
大抵は、無意識でしてしまっているマウンティングに対して「自分もしちゃってるかも」と気がつけたあなたは、素晴らしいと思います。その冷静さがあれば、「マウンティングしない自分」になることは、そう難しくはないはずです。