2010年の財団法人、出版文化産業振興財団によると、日本の成人の一般的な読書量は月に1冊程で、全く本を読まない人が4人に1人とのことです。
その中で、高いキャリアを持つ女性の読書の状況について、過去到達年収が400万円以上、平均年収約550万円の転職サイトLiB会員に、アンケート調査を実施しました。

◆ひと月の平均冊数
平均 4.2冊/月(約1冊/週)
◆月に平均読書時間
平均 20時間/月(約5時間/週)
◆日頃よく読む本のジャンルは何ですか?
小説 24%
ビジネス本 23%
趣味、実用書 20%
キャリアの女性の読書量は、月に約4冊、時間は20時間が平均になり一般の成人の約4倍の結果になりました。読書量はかなり多いようです。
ジャンルは小説、ビジネス書、趣味や実用書があまり差のない割合です。
ビジネス本や実用書は仕事のためだと考えられますが、小説のジャンルは何でしょうか?
気になる所ですね。
その後にファッション雑誌、専門書、マンガと続きます。
◆読書にあてる時間はいつが多いですか?
通勤、通学等の移動時間 38%
休日を使って 32%
平日就業時間後 21%
◆読書は紙派?電子書籍派?
紙の本 66%
電子書籍 34%
◆電子書籍のデバイスは?
スマートフォン 56%
タブレット端末 35%
移動などの隙間時間が一番多いですが、休日に落ち着いて読むとの回答も多くなりました。
また、紙の書籍派が多いですが、電子書籍では常に持ち歩くスマホの利用が目立ち、通勤などの隙間の時間を利用して、情報や知識を得ようとしているようです。

「野心のすすめ」林真理子著
女性が率直に生きるため、周りの方を大切にし、思いやりを持つことの大切さが書かれていた。
「夜と霧」ヴィクトール・E・フランクル著
生きている意味がない、と投げやりになるのではなく、人生から問いかけられていると気づかされた

「断言しよう、人生は変えられるのだ」ジョン・キム著
「本日は、お日柄も良く」原田マハ著
そして「落ち込んでいる部下に教えたい一冊」。
「Good Luck」アレックス・ロビラ著、フェルナンド・トリアス・デ・ペス著、田中志文翻訳
本を読むことは気分を変えることも、知識も得ることもできる、とても有益な趣味でもあります。
キャリアを高めてきた女性達は、読書を通じてビジネス書や専門書でスキルアップすることは勿論ですが、様々なジャンルの本を通じ、生き方や考え方、仕事の仕方など色々なヒントを読み取っているのではないでしょうか。
2014年9月8日~9月15日対象LiB(リブ)会員女性:6500名(有効回答数73名)
年齢25歳以下:10%、26〰30歳:25%、31〰35歳:30%、36〰40歳:18%、40〰45歳:11%、46歳以上:7%
役職メンバー職:62%、チームリーダー職:23%、マネジメント・管理職・経営幹部職:16%
https://libinc.jp/articles/pr/2014-0924
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