
日本では、ワイングラスは脚を指先で持ちますが、
ワインの本場でもあるフランスの人々はワイングラスの脚やボディをしっかりと握ります。
フランスのエリゼ宮や英国の女王の晩餐会などにもワインが飲まれますが、各国の王侯貴族も政治家もワイングラスをしっかり握ります。
ワイングラスを持てない男は「女」を扱えない
「普通、食事は誰かと一緒に食べるよね。相手は仲間か好きな人だ。人間は嫌いな相手とは飲み食いしないからね。食事をすれば必ずどんな人間か判る。おずおずと指先だけでグラスを持つ男は自信が無い。こんな男は女もワインも扱えない。
女とワインは年季を積むほど芳醇になり、どちらもしっかりとした腕に抱かれるものさ」
ムッシュ・クロード・ノベラ/フランスバスク地方
ソムリエとメディアの功罪
‐日本ではなぜワイングラスを指先で持ち、ワインをクルクル廻すのか?‐
ワインのテイスティング(味見)時は体温を伝えないように足元(台)を持ち、軽く廻して香り立ちを確認します。日に翳して見るのは澱や沈殿物を見るためでした。
フランスのソムリエは1969年代以降にできた国家資格です。彼らがワインをテストするときの仕草がテレビなどで紹介され、それが正統的な飲み方だと日本では信じられるようになりました。
歴史的にヨーロッパでは水質が悪く、水が飲めなかったことからワインが飲まれていました。本来、ワインが飲めるかどうかは、確かめるまではわからず、その名残がソムリエ(毒見)の仕草の所以です。
さいごに
いかがでしたか?
フランス人のワイングラスと女についての意見をご紹介させて頂きました。
デートでワイングラスのボディをしっかりと握り締めている男性がいても幻滅する必要は全くないのです。むしろそんな男性の方が通かもしれません。
グラスをどう扱うかで、男の本音が透けて見えるかも知れませんね。
愛を込めて。