

GWも終わったのに、お休みボケしてなんだか無気力……。もしかしたら、それは“五月病”かもしれません。
気温の高低差による自律神経の乱れ、新年度が落ち着き緊張の糸が切れたなど、この時期はさまざまな要因が組み合わさって気持ちが憂鬱になったり、無気力になったりする人が増えるといわれています。だからといって、毎日仕事があるし、いつまでも無気力のまま過ごすわけにはいかないですよね。そこで今回は、国際中医薬膳師の筆者が、やる気をUPする方法をご紹介します。
<目次>
朝7:00/舌回しで美容&健康を底上げ
小顔やほうれい線対策など、たくさんの美容効果があるとして人気の“舌回し”ですが、実はやる気をUPするのにも有効です。元気がない、気力がない、疲れやすい状態を、東洋医学では“気虚(ききょ)”といいます。こんな時は、気を補うようにすることが大切なのですが、最も手軽に気を補う方法のひとつが“唾を飲みこむこと”なんです。
舌回しのメリットのひとつは、唾液が分泌されること。口内環境の改善に唾液の分泌は重要だといわれていますが、気を補うこともでき、心の健康にもプラスです。
朝の支度中に“ながら美容”として舌回しを習慣にすれば、今日一日の活力になりますよ。
通勤中08:30/手をモミモミ
足取りが重い通勤中、会社に着く前に手のツボを押して、やる気をUPしてから仕事を始めてみてはいかがでしょう。手にある“やる気UPのツボ”をご紹介します。
●合谷(ごうこく)
万能のツボとよばれる合谷は、頭痛、生理痛など、あらゆる全身の痛みや、肩こり、目の疲れなど、何かあったらとりあえず押しておきたいツボです。
●腎穴(じんけつ)、命門(めいもん)
腎穴は小指の第一関節にあり、ホルモンバランスを整えてストレスを軽減してくれます。命門は第二関節の横じわ中央に位置し、血行を促進する効果があります。
巡りをよくして、気を体中に巡らせましょう。
ランチ12:00/気力を補うものを
やる気がでない、無気力な時は、気を補う“補気(ほき)”の効果をもつ食材を積極的に食べましょう。
薬膳的“やる気UP”のおすすめランチメニューをご紹介します。
●白いごはんより玄米ごはん(玄米)
●ポキ(アボガド、まぐろ)
●牛肉の炒めもの(牛肉)
●とろろ(山芋)
●うな重(うなぎ)
このほか、さつまいも、豆類、エビ、タコなどもおススメです。また、ここ数年大流行している“甘酒”もやる気UPのドリンクのひとつ。やる気が出ない時は、栄養ドリンクではなく、美容効果も嬉しい甘酒を飲んでみてはいかがでしょう。
寝る前23:50/5分で足裏メンテ
足の裏には、体の各臓器とつながっているといわれる反射区があります。刺激をすることで、体全体のメンテナンスになり、巡りが良くなったり、リラックス効果で寝つきが良くなるなど、たくさんのメリットがあります。今日一日の疲れを癒し、明日からまた頑張れるように、寝る前5分の足裏メンテをしてみてはいかがでしょう。リフレクソロジストの資格を持つ筆者が、おススメのポイントをご紹介します。
●太陽神経叢(たいようしんけいそう)
リフレクソロジーでは欠かせない大切な反射区。リラックス効果が高く、自律神経を整える働きがあります。東洋医学でも“湧泉(ゆうせん)”とよばれる重要なツボです。
●親指
指には、頭から上の反射区があります。特に、親指は脳の反射区が集中していて、ホルモンバランスをコントロールしたり、自律神経をコントロールする中枢がある場所。
小さな反射区なので、親指全体を揉みほぐしてみてください。
またリフレクソロジーは自然治癒力を高めるといわれています。全体的に刺激をして、心だけでなく身体のバランスも整えましょう。心の不調は、体の不調に繋がっていくもの。無気力を放置していると、体のバランスまで崩れてしまうことになりかねません。病気ではないですが、自分の身体に少し目を向けて、いいコンディションで過ごせるように参考にしてくださいね。
LiBzLIFE | “働く”も”楽しむ”も夢中になれる毎日を。