このコーナーは、美輪明宏さんの公式サイト「美輪明宏 麗人だより」の人気コーナー「本日の処方箋」から出張していただきました。美輪明宏さんからあなたへのメッセージをお届けします。
〜冬至の過ごし方〜
皆さま、ごきげんよう。
明日は冬至ですね。
冬至といえば、昔からゆず湯に入ったり、カボチャを食べる習慣があります。
また、各地の神社では、冬至にお祭りを開くところもあるようです。
さて、一陽来復という言葉が、冬至と関係していることをご存知でしょうか。
秋分の日以来、日照時間が少しずつ短くなって、太陽の光は弱まってきましたが、冬至を境にまた勢いを増していきます。
この自然現象を、昔の人たちは人生に置き換えたのでしょう。
悪いことがあっても、必ず良いことがめぐってくると信じて、この一陽来復という言葉が生まれたようです。
明日は温かいゆず湯にゆっくりつかって、しみじみとちゃんと生き抜いて来られたこの一年を振り返ってみるのはいかがでしょうか。
良いことも悪いこともいろいろあったことでしょう。
でも、今、しっかり生きているのです。
明日からまた少しずつ日が長くなっていくことを思えば、希望がわいてきますでしょう?
何かと慌しい年末ですが、ゆず湯とカボチャでシンデレラの気分でホッと一息つきましょう。
ほら、ほら、そんな暗い顔はいけません。
シンデレラならぬ「死ンデレラ!」では困ります。
さあ、ニッコリ作り笑いから始めましょう!
一、二、三、ハイッ!
【この記事も読まれています】