「イケメンなのはもちろん、生き方までもかっこいい尊い彼にときめきたい!」「片思いで辛い。もう心が折れそう…」そんなあなたにオススメしたい、今回のマンガはコチラです!
ぱんぱかぱーん!
あらすじ
タイトルの『アシガール』は1巻の表紙からもわかるように、戦国時代の「足軽」とかけたダジャレと思われます。
タイムマシーンで戦国時代にタイムトリップした、女子高生が足軽になって、殿様の息子である若君へ恋をするというラブコメ。
主人公の「速川 唯」は足が速いこと以外はこれといった取り柄もないごく普通の女子高生。
ある日、弟の「尊」が発明したタイムマシンの起動スイッチをうっかり押してしまったことから、突然戦国時代へタイムスリップしてしまう。
戦国時代で、その地の殿様の息子である若君「羽木九八郎 忠清」と出会い、その姿に一目で恋に落ちるも、ひとまずは現代に戻ったところ、現代で羽木家が戦に負けて若君も亡くなってしまうことを知る。
そこで唯は若君を助けるために、再び戦国時代に戻ることに…
とにかく若君がイケメンすぎる
このマンガの最大の魅力は若君が最高にかっこいいことだと言いきれます!
イケメンなのはもちろんなのですが、次期領主にふさわしく、とにかくその全ての言動、立ち振る舞いが洗練されていてカッコイイ。
唯じゃなくても側にお仕えしたくなるレベル。
私は若君がかっこよすぎて、何度も萌え死にそうになりました。
イケメンで、気品があって、領地の若様で、それなのに側室は持たずに妻と添い遂げようと思ってくれて、ピンチの時でも笑顔で周りを安心させて、周りの家臣たちにも思いやりもあって、いざという時には先頭に立って戦って、領民や家臣を守るためには自分が人質になることも厭わない。
まさに女子たちの理想を詰め込んだようなパーフェクトな若様なのです。
さらに、若君がそんじょそこらの王子キャラに負けない魅力のひとつは、なんといってもその言葉遣い。戦国時代の設定なので、当然若君も時代劇のような言葉を話しているのですが、これがまた品格を感じて良いのです。
若君が唯に怒る時だって、「たわけ!」ですよ!!……あれ?こう言うとちょっとかっこよさが伝わらない気もするのですが、現代男子にはない、古式ゆかしい若君の魅力と色気に悶絶させられること間違いなしです。
いつも全力疾走する「唯」の魅力
主人公の唯は、若君と比べるとキラキラしたルックスでもなく、おかっぱ頭の平凡な女子高生で、戦国時代にタイムスリップした時には男子に間違われるほど。
でもなぜか憎めない女の子で、不思議といつも周りの人たちに助けられて、あらゆるピンチもなんとかしちゃう。
だって、しょっぱなから突然タイムスリップした戦国時代でも、親切な女性に家族として面倒を見てもらって、結局ちゃんと戦国時代を生き抜いているんですよ。
しかも、戦国時代と現代を何度か行き来するうちに、足軽としてもちゃっかり出世(?)して装備もよくなっていったりね(笑)
唯は一途に若君を追いかけて、若君に会いたいあまりに閨(寝室)に忍び込んじゃったり、どうにか若君に近づこうと画策し続けて、ついに若君に気に入られてしまうんだから、なんだかんだ言ってもすごい!
そして、唯は唯一の取り柄でもある足の速さを活かして、若君のために何度も全力で走ります。
唯は、駆け引きとか損得とか関係なく、好きな人のために全力で突っ走れる真っ直ぐさと、どんな苦境でも結局なんとかしてしまう突破力を持っていて、時には自分を危険さらしても若君を助けようと必死になるし、何より単純であまり考えすぎない。
こんな女子は、実は恋をしている時には最強なんではないかと思います。
若君と唯の将来は…?
本作はまだ連載中で、完結していません。現時点の最新刊(12巻)ではいったん話に区切りがついて、これから第二部がスタートしていくので、読み始めるには最適なタイミングですよ!
辛い恋で心がくじけそうな人には、唯が若君を追い続けるまっすぐな姿を見て欲しいです。
どんな状況でも若君を大好きでい続けて、若君を助けようと必死になる姿をみると、きっと元気をわけてもらえるはず。
ラブコメらしく、シリアスな状況でもクスっとできる笑いもちりばめられていて、気分が落ち込んでいる時でも、重い気持ちにならないで読めるのでオススメです。
ただし、若君がかっこよすぎてキュン死にしそうになるかもしれませんが、それは悪しからず。