平成30年賃金構造基本統計調査(※1)によると、25歳から29歳までの女性の平均賃金は229.6万円、30歳から34歳では234.4万円、35歳から39歳では264.1万円であり、40歳以上のすべての年代で、平均で300万円を超えることはありません。つまり、一生涯にわたって手取りの月収が20万ちょっとの女性は珍しくないということです。
手取りが20万前後の場合、貯金は難しいと考える方が多いでしょう。しかし、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子さんは、「手取りが20万円前後でも、工夫次第で年間70万円は貯金できる」と著書『貯まらん女のお金がみるみる貯まる魔法のレッスン88』(マガジンハウス)で言い切っています。
今回は、本書を参考に、「手取り20万前後でも年間70万円貯蓄するためのヒント」をご紹介します。
<目次>
1. 無理なく貯める目標を立てる
まずは、貯金をするぞ、と決意する必要があります。これまで貯められなかったのなら、これまでと同じ生活を送っていても貯められるはずはありません。貯めたいなら、生活習慣やお金の使い方を変える、と決意する必要があるのです。次に、具体的な貯金プランを立てましょう。
たとえば、毎月の手取り20万円のうち4分の1の5万円を貯金し、ボーナスが二ヶ月分という場合は、ボーナスも4分の1貯めていけば70万円になります。無理をしない範囲で、明確なプランを立てましょう。
2. 食費は手取りの15%に抑える
まずは、毎日の食事から節約をはじめましょう。月にいくらまで使う、という予算を作り、さらに一週間、1日、と計算していきます。外食やコンビニ食よりも自炊の方がヘルシーですから、貯金しつつダイエットもできるという利点もあります。
目標は手取りの15%です。月収20 万円の場合は、3万円以下に収めましょう。
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