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【女子のばんそうこう】本当に「BBAは若い女に嫉妬する」のか?

女子のばんそうこう

 

SNSの普及は様々なマイナス面もあるが、それを上回る勢いで「普及してよかった」と思うプラス面がある。「少数派や弱い立場の声が社会の耳に届く」ことと「従来の『当たり前』が当たり前じゃなかったと皆が気づく」ことだ。

特に社会やメディアが作ってきた「オンナの常識」に対して、あらゆる女性たちの「ふざけんな」「そんなん違うわ!」というリアルな発言が集まってくるのは本当によかったと思う。

 

今年最後の女子ばんは、そういう「くつがえり」があってもなぜかいまだ根強く残る「BBAは若い女に嫉妬する」とかいう定説(?)についてのお話です。

 

男女問わず、みんな一度は聞いたことがあると思うのよ、「年食った女は若い女に嫉妬する」話。今でもそれが「あるある」だと思う人も結構いそう。もちろん個人対個人ではそういうケースもあるかもしれん。でも「あるある」ではないのでいい加減定説みたいに言うのやめてほしいなーと思う。「女の敵は女」とか「女は陰湿、男はカラッと」みたいな決めつけと同じくらいナンセンスだ。

 

特にゲンナリするのは、痴漢やエロ表現問題に声をあげて抗議する女たちに向けられる「BBAの嫉妬乙w」とかいう声だ。方向性が誤ってるにもほどがある。そういう声を投げてくる人たちはどうやら「男から相手にされない女たちは、性的に構われる女たちをやっかんでムキーってなってる」と思い込んでるらしい。見当はずれすぎてポカーンとする。

 

先日、とある漫画がネットに流れてきた。曰く、

 

・女は若い頃、男たちからチヤホヤされる自分を「私に優れた魅力があるのだ」と勘違いする。

・しかし年食って男からチヤホヤされなくなると途端に「男は若い女ばかりチヤホヤして何なの!」と嫉妬して怒り出す。

・単に若さに価値があっただけなのだから、若い頃からそれに気づいて「嫉妬して怒るBBA」にならぬよう気をつけたらいい。

 

いやーすごい。ネットの女性たちの声はおおむね「全然違うのだが??」なのに、賛同してる男性が多いのにも驚いた。この手のことは当の女性が何度声を上げて否定してもなぜかかたくなに「いやいや実際は嫉妬でしょw」って言われるのが本当に謎である。

なので2021年の最後にハッキリ言っておかないといけない。それは「オトコの勘違い」であると。

 

【女子のばんそうこう】本当に「BBAは若い女に嫉妬する」のか?

 

★さほど価値がない「チヤホヤ」

まず第一に男からのチヤホヤは男が思うほど尊くない。むしろ「迷惑&恐怖」というリスクが大きかったりする。これは現・若い女と旧・若い女の統一見解だと思う。

嬉しいチヤホヤだってあるけど、それを上回ってセクハラや身の危険や勘違いアプローチがある。チヤホヤに見えて無料ホステス扱いしたり、見下して謎に説教されたり指導されたりもする。男がごはんを奢り見た目を褒め有益な話をしたとして、若い女が笑顔で応じるのは必ずしも「チヤホヤされて嬉しいから」ではないのだ。面倒くさいし危険だから「無難にやり過ごそう」としてるだけかもしれないよ。

若い女は若い女であるというだけでオイシイ思いをすることもある。でもそれ以上に若い女というだけで膨大なリスク(命の危険も含め)も背負ってる。「チヤホヤ」にはそのリスクが多分に含まれてるのだ。

 

★面白いほどない「嫉妬心」

第二に、自分が年を取ってから気づいたけど、若い女に嫉妬心など起きないのだ。私も若い頃は「BBA嫉妬説」を鵜呑みにしてたけど、いやー実際ないわ。すがすがしいほどにない。

例えば我々が失ったみずみずしい素肌、ダイエットしたらすぐヤセるボディ、老眼鏡なくても小さい文字が読める眼球などはシンプルに「いいな」とは思う。若さってまぶしい!とも思う。でも若い頃の自分に戻りたいとかは全くない。ましてや「男にチヤホヤされてて気に食わない」なんて思ったことすらない。前述の通り、そのチヤホヤはリスキーで面倒くさいのを知ってるし。

そして、今の自分には若さを失った代わりに得たものがある。「若さより素晴らしいものがある!」なんてイキりじゃない。単に「若い頃は色々しんどかったり絶望したりしたけど、今はだいぶ自由で楽ちん」ってことだ。もちろん容色も体力も衰える一方だし背負う人生の重みもケタ違い。それでも「誰かに振り回されたり迷走したり勘違いしてたあの頃には戻りたくないなー」と思う。

男からの評価の有無で女の価値は変わらない。男は女の上司でも審査員でもなく、共に歩む同志だと今は思う。

 

★マジで守りたい「若い女」

さらに言うと、今の若い女に「同じ苦労しなさいね」なんて微塵も思わん。「BBA嫉妬乙w」派の人には信じてもらえないかもしれないが、新旧のジェンダー観のはざまに立つ私たちは「今の若い女の子や子供たちには、自分らが遭った嫌な目には遭わせたくない」と心底思っている。彼女たちが好きで自主的に行動するなら好きにすればいい。でも権力勾配のある相手に「これが常識だから」「こういうもんだから仕方ない」とか言われて嫌々ながら耐えることは絶対にして欲しくない。

それを防ぐために、我々年食った女たちがどんどん声を上げて立ちふさがり、若い女や子供たちを搾取しようとするモンスターをぶっ倒していきたいと思ってる。

 

最後にもっかいまとめよう。

 

・男のチヤホヤはリスクでもあるのでさほど尊くはない

・男からの評価で女の価値は左右されない

・年食った女は若い女に嫉妬する理由がほぼない

・若い女を護りたいし自由に生きてと心底願ってる

 

というわけで今年も「女子ばん」をお読み頂き本っっ当にありがとうございました!2021年もよろしくお願いいたします!

 

 

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この記事を書いたライター

広告会社コピーライターからなぜかダンサーに転身、その後IT企業でライター&クリエイティブディレクターとして勤務。共同購入「ギャザリング」やブランド買い取り「ブランディア」の名づけ親。2000年から「広野ゆうな」のペンネームでメルマガやブログを書き続け、ごく一部でコアな人気を博す。現在はフリーでライティング、ネーミング、コピー、コラム、振付など手がける。Blog: 「フーテンひぐらし」 Twitter: @HironoYuna
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